断腸亭料理日記2021

和牛ももステーキ

3839号

4月16日(金)第二食

さて。
今日は、内儀(かみ)さんの希望で
ステーキ。

それも、どうせなら、和牛がよいだろう。

先日、和牛のステーキを上野松坂屋で買ってきて
焼いてみたのだが、薄かった。

ステーキ!。
うまいものである。
ステキである。(洒落です。)

それも、和牛。
繰り返すこともないのだが。

輸入牛肉は、それこそどこでも売っており、
特に私は米国産のアンガス牛は赤身でも
柔らかく、うまいと思っている。

が、やっぱり、和牛を食べたい。
和牛ステーキは、専門のレストランにでも
いかなければ、なかなか食べられない。

それで、買ってきてみたのである。

ステーキというのは、厚みがとても大事である。
中はレアかミディアムに焼きたい。
これがどうしても満たしたい条件ではないか。

買ってきたサーロインは、面積は大きいのだが、
薄い。薄ければすぐに火が通ってしまうではないか。

今日、もう一度、松坂屋の肉売り場へ行ってみる。

今度は、店員のおじさんに面積が大きくなくてもよいが
厚く切ったものはないか聞いてみる。
サーロインなどステーキ用のものは、あの大きさに
切られており、厚くは切れるが、面積を小さくは
切れない、という。

切れないのではなく、切りたくない、のであろうが。

結局、受け入れられず、、、、
しょうがない。
以前、なん回か和牛ももで炭焼きローストビーフを
している。

厚いものというと、これしかここにはない。

しょうがない、これを半分に切ろうか。
3000円ちょい。

帰り道、例の佐竹商店街のスーパーで
付け合わせの野菜を探してみる。

今日、見つけたのは、わさびな、というもの。
柏市産。
ソテーにしようか。

わさび、といっているが、例の辛子菜系の
菜っ葉のよう。

帰宅。

ももの塊。

前のものよりも、気持ち、サシの入りが少ないような
気もするが。

わさびなは、こんな感じ。

少ししなびているので、1時間ほど水に漬けておき、
シャキッとしたら、水を切っておく。

肉は横に半分に切る。

ま、ま、脂はあるか。

フライパンにもらってきた脂身。

ちょっと足らないので、サラダ油を足し、
肉投入。

強火で焼き付け、中火から弱火に下げ、
表裏じっくり焼く。

フレンチのアロゼ、までいかぬが、乾かぬよう
気を付けながら、また、最も厚い部分にも
火が入るように重点的に、鍋肌にあてる。

こんな感じであろうか。

厚い部分に金串を刺して、確認。

火を止め、少し置く。
ドリップが出るかどうか。

その間に、わさびなをソテー。
あ、これ、火が入ると色がすぐに鮮やかさを
なくしてしまう。
やはり、生がよいのか。
生のサラダも用意。

ドリップはあまり出てはこない。

OKかな。

出来上がり。

まず、わさびな。
ソテーも、ちょっとした辛みというよりは、苦み。
これはこれで、おもしろい。

しかし、やはり生でサラダ。
ドレッシングはなし、がよいかもしれぬ。
負けてしまう。塩のみだ。
わさびなの辛み、苦みは、デリケートのよう。

肝心の和牛もも。
切ってみる。

多少ドリップは出るが、外はこんがり、中はレアから
ミディアム。
よい感じではなかろうか。

食べると、、、、?。

あー、やっぱり、、、脂がもう一つ、、、。

惜しい。
十分にうまい、のではあるが、、

いやぁーーー、和牛ステーキ、難しい。
なんとかならぬものか。

 

 

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