断腸亭料理日記2020
7月22日(水)第一食
さて、欧風カレー、で、ある。
欧風カレーを謳っているところは、思ったほど
多くはない。
カレーや、と、いえば、インドカレー、
[ココイチ]や[日乃屋]などのチェーンの
スタンドカレー。
これらは、近所でもそこここにある。
欧風カレーといえば、神保町の[ボンディー]なんという
ところが、もはや歴史的な存在かもしれぬが、
頭に浮かぶ。
だが、それ以外となると、コレ、というところは
思い浮かばない。
むろん、この時期あまり遠くには行きたくない
という前提で。
が、ちょっと調べてみると出てきたのが
浅草橋というのか、柳橋の[リトルヤミー]
というところ。
ご近所というほどではないが、まあ、
自転車でちょいと行けるところ。
昨年の1月に開店。
メガ盛りを作ったり、TVにも出演ているよう。
昼、行ってみようと考えた。
場所は、中華の[水新菜館]の角から、隅田川方向に行った
左側。ちょうど洋食の[大吉]の前。
小さいが、カフェ風の洒落た店。
13時すぎ。
そこそこ空席もある。
手に殺菌スプレーをして、案内された
奥のテーブル席に掛ける。
ここ、まず欧風カレーとオムライスという看板。
ちょっと初見ではメニューがわかりにくい。
基本は欧風カレーとオムライスなのだが、
ソースはカレー、ハヤシ、トマトがある。
ご飯は、白飯とふわとろのオムライス。
オムライスの中のご飯もカレーをかける場合は
ドライカレー、ハヤシの場合はバターライス。
これに具材が、牛すじ肉、チーズ、牛ほほ肉、
ハンバーグ、柔らか豚角煮、一日の野菜入り。
チーズはさらにバーナーで炙ったもの、
などなど、かなりの組み合わせがある。
まあ、足せばその分価格が高くなるというのも
想像通りである。
これにギャル曽根氏が食べた、という、
3.4kgの爆盛りのチーズカレー。
50分のチャレンジで4980円也。
まあ、こんな感じで、
いかにも、今の売れ線を狙っているように
見える。
そこで、選んだのはせっかくなので、
ふわとろオムライスの欧風カレー掛けに
チーズ入り、というのにしてみた。
これで、ネットのクーポンの100円引きで
1000円を切るくらい。まあ、安くはないか。
きた。
サラダ付き。
オムライスの中は、こんな感じ。
玉子のフワトロ感など、見た目もきれい。
そして、これ、なかなか、うまい。
カレーもちゃんとした欧風カレー。
なかなかのクオリティーではなかろうか。
コクもあり、後味もよい。
チーズは別段なくてもよかったか。
値は上がるが、牛すじを入れるのもありか。
ペッロッと食べ終わる。
うまかった。
ご馳走様でした。
会計をして出る。
さて、ここ、どうなのであろうか。
欧風カレーとして、十分うまい。
近所といってもよいところにあるので、
おそらくまたくるであろう。
ただ、トッピングやらソースやら、
やたらと別にし客に選ばせる。
この仕組みである。
やはりこれが気になる。
本来は、料理人はベストな組み合わせを
メニューにして出すものではあろう。
ココイチなどの数多いトッピングを選べる
仕組みは一般的で、そのあたりも
背景にあるのであろう。
自由に選べてたのしい!?。
ココイチなどはチェーンであり、ソースにしても
突出した個性を作っていないので、選ぶ仕組みは
適当。たのしいが、ある意味、安っぽい、
ともいえまいか。
ここは今はチェーンではないと思われる。
いや、チェーンを目指しているのか。
一皿1,000円程度から上でカレー店としては
必ずしも安くはない。
チェーンの価格であれば、と考えてもよい。
個人経営で店自身の価値を上げていきたいのであれば、
超デカ盛りもそうだが、なにかベクトルが逆のようにも
思われる。
やはり私にはしっくりこない。
だがまあ、繰り返すが、それでも行くとは思うが。
050-5596-9516
台東区柳橋2-3-2 エスポワール浅草橋 1F
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