断腸亭料理日記2019
11月30日(土)第二食
ここにも毎度書いているのだが、私は、急に寒くなった
季節の変わり目にはかなりひどいアレルギー性の鼻炎になる。
先週あたりから、くしゃみが止まらない、鼻水が止まらない。
もちろん、医者からもらった薬は飲んでいるが、だめ。
一日で保湿ティッシュを一箱使ってしまうありさまである。
一日中こうなので、かなり疲れる。
そんな時、麻婆豆腐と続いているようではあるが、
「四川風(?)もつ鍋」。
効くのかどうかはわからない。
気温が急に下がった。
つまり、身体が冷えている時。
辛い鍋で身体を温める、汗をかく。
また、身体にカツを与える。
そんな感じである。
幸い、まだ鶏のスープが残っている。
買ってくるのは、モツ。
なんでもよいのだが、生のもの。
牛のモツがあったので、それ。
白菜はあった。
ブナシメジ。
ニラも入れようか。
それから、緑豆春雨。
スープを吸って、うまい。
こんなところ。
作る。
まずは、麻婆豆腐と同じようなもの。
中華鍋で、豆板醤、にんにく、生姜を炒める。
香りを出し、スープを入れる。
今回は、忘れずに、ラー油。
しょうゆ、酒、紹興酒、沙茶醤、赤唐辛子粉末。
ポイントは、味噌は入れずに、
芝麻醤(チーマージャン)。
練り胡麻なのだが、これを入れると、
担々麺のスープである。
http://www.dancyotei.com/2019/nov/m_thinmen.jpg
芝麻醤は固まっているので、よく溶かす。
煮立てて、味を決める。
辛め、ではあるが、激辛ではない。
ちょっと辛めの担々麺程度。
白菜を切る。
ブナシメジ。緑豆春雨はお湯で戻す。
これで十分ではないか。ニラはいいか。
生の牛もつ。
細かくはわからないが脂のある腸。
スープは土鍋へ。
花椒(ホワシャオ)も麻婆豆腐同様、あたり鉢で潰して用意。
これは食べる時にまぶす。
花椒というのは香りが飛びやすく、食べる直前がよい。
カセットコンロを食卓に用意。
火鉢も使っているのだが、実際に煮炊きするには、
そうとうに火力を強くしなければならない。
温めるだけならばよいのだが、生の牛モツを煮るには
やはりカセットコンロの方が手軽なのである。
すべて用意し、鍋に入れる。
生のモツなので、よく煮た方がよいだろう。
鶏のスープに使った、トロトロになった手羽も
一緒に入れてしまう。
ちょっと時間差で緑豆春雨も。
煮えてきた。
スープも取り、端から食べる。
モツがうまい。
だが、これは、なんといっても、スープ。
牛モツからも脂が出る。
これもよい。かなりこってり感が出てくる。
辛味のスープと練り胡麻、芝麻醤の組み合わせは
担々麺でお馴染みすぎるくらいだが、やっぱり、うまい。
ベースのスープが今回はよかった。
なければ味覇(ウェイパ)で、これでも十分うまくは
できるのだが。
スープがうまいので、緑豆春雨が抜群。
身体も温まり、汗も出てくる。
スープも飲む。
うまい、うまい。
とまらない。
これでアレルギーがおさまるということはない
とは思うが、少し、元気が出た。
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