断腸亭料理日記2019

上野・とんかつ・とん八亭/田原町・担々麺・阿吽

もう少し、ノーマル版。
今日は外食。

3月15日(金)昼

久しぶりに、昼、上野のとんかつや[とん八亭]。

ミシュランピブグルマン。
17年に掲載されて、19年版にも入っているのか。

ちょっと職人気質というのであろうか。
「ミシュラン」掲載店というと、構えてしまう?
あるいは“過剰”な期待をしてしまう?、
大きな店でもなく、ご主人と女将さん(?)二人で
やられているので、もう一つ手が回らない、こともあるのか。

それを承知で行くべきなのであろう。

ここは戦後すぐの1947年創業。老舗といってよいだろう。
現ご主人は三代目のよう。
毎度書いている通り、上野というのは、とんかつの街といってよい。
[蓬莱屋]、[井泉本店]、洋食やを名乗っているが[ぽん多本家]。
この老舗御三家。その他にも数多い。
この三軒と比べると、やはりちょいと、、、と映ってしまう。

広小路の松坂屋の交差点、北東の角から北側一本目。
まむしの[文久堂]の路地、たぬき小路を北側に入ったところ。

営業時間は少し前まで変則で夜もやっている日があったと思うが
今は昼のみ。(月曜休み、11:30〜14:30)

ちょいとはずして、14時頃。
それでも、ほぼ満席。

900円のかつライスというのもあるが、1800円のロースの
定食をもらった。
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1800円は相場からすれば、安かろう。

[蓬莱屋]のような薄い揚げ色。低温なのであろう。

厚みも十分。薄っすらピンク色。
これは、塩で食べたい。

油切れもよい。
流石の味。

昨年、一昨年、なん回かきているが、その時よりもうまくなっている
のではなかろうか。
昼のみにして、落ち着いているのか。

ご飯もお新香もうまい。

ご馳走様でした。

03-3831-4209
台東区上野4-3-4


もう一軒、浅草田原町の担々麺[阿吽]。

4月7日(日)昼

本店は湯島天神下。
どちらも元浅草の拙亭からは同じような距離だが、
もっぱら田原町。

月曜休みで、土日もやっている。

田原町交差点から西側北へ一本目左すぐ。

昼にきたら、既に満席。
5分ほどだが、外で待つ。

ここはどちらかといえば、担々麺でも汁なしの方に
力が入っているのか。
だが、季節的にもまだ、汁麺の方が気分。

券売機でノーマルな白胡麻担々麺。850円也。

ん!?。
パーコーがある。
限定のトッピングのよう。

担々麺とパーコーというと[はしご]を思い出す。

担々麺に揚げたパーコーをのせるのは定番なのか、
わからぬが、揚げパーコーは好物。

きた。

辛さは選べるが3辛。
比較的、おとなしい辛さ。

干し海老と挽肉そぼろ、青みは水菜。

ラーメンの青みに水菜を入れるところが今多いが、
なぜねぎではないのだろうか。
水菜というのはくせがない、というのか味がない。
もちろん、水菜の味はあるが薬味ではない。
ラーメンの特に担々麺の強い風味に対しては、味の存在感はない。
ただの彩りということか。
青ねぎでよいのではなかろうか。

ともあれ、全体とすればうまい担々麺である。
スープ自体にも干し海老なのか、海老の風味があるのが
ここの特徴であろう。

トッピングのパーコーも担々麺に入れて食べてみる。

うまいパーコーである。
味、香り、かなり吟味して作られている。
やはり、ここのご主人なのか、味の設計に関しては
ただ者ではない。

が、おしい?!。

白胡麻担々麺も、パーコーもそれぞれ磨かれているからか
スープに入れると、なにか、打ち消しあってしまうような、、、
もう一つ、という印象。

もちろん、むずかしいことを考えなければ、水準以上、
うまいパーコー担々麺ではあるのだが。

うまかった。
ご馳走様でした。

もう少し暖かくなったら、ちょい辛めにした
汁なしを食べにこよう。

 

 


阿吽


台東区西浅草1-1-13 カーサ田原町1F
03-5828-5525

 

 

 

 

 

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