断腸亭料理日記2018

仲御徒町・やきとん ま〜ちゃん

10月7日(日)夜

またまた、三連休、中日。

この秋は、どうも三連休が続く。

今日は、天気はよいが、気温があがった。
30℃を越えていたのではなかろうか。

幸い今回は少しずれて、日本海を通ったが、
この暑さは台風の影響。

こう暑いと、焼きとん。

仲御徒町の[ま〜ちゃん]、で、ある。

休日は16時開店。

連休中日(なかび)で早くから呑もう。

16時半頃、自転車で店に向かう。
外出していた内儀(かみ)さんとは店で待ち合わせ。

開店時刻を少しすぎると、満席で入れぬこともあるが
きてみると、今日は二つぐらいはあるようである。

カウンター。
焼いている斜め前あたり。

まずは、シャリキンレモン。

キンミヤ焼酎をシャーベット状に凍らせたものと
レモン、炭酸。

最近はこれ一本槍。

氷が溶けて薄まる心配がない。

焼き物とすぐ出るものをばらばらと頼む。
焼き方の指定もできるが、私などが指定するのは
おこがましい。おまかせ。

つまみから。

塩らっきょ。

焼きとんやでは絶対に私は頼む。
東京の、特に下町の酒場にはほぼあるのではなかろうか。

甘酢ではなく塩。
これがうまい。

煮込み、玉子付き。

煮込み玉子付きで、ニコタマ。

どこといわず、焼きとんやでは必ずあるし、
どこでも看板であり、すなわち味自慢。

個人的には、森下の[山利喜]のものに玉子、さらに
ガーリックトーストをつけるのが最高だと思っているが、
ここのものも、もちろん、うまい。

つまんでいると、焼き物登場。 レバから。

もちろん、豚レバである。
塩。

生ではないが、限りなく柔らかく焼いてある。
たれではなく塩。これが焼きとんやの矜持であろう。

いつも必ず頼む。

バラ、で、ある。
ちょっと甘めの味噌の塩梅が絶妙。

タン。

これも、塩。
これも焼き加減一つで、味が違ってこよう。
もちろん、焼かなければ食べられないが、
焼きすぎれば、ゴムのようになってしまう。

ナンコツ。

豚なのであろうが、どこのナンコツであろうか。

ここまでが一回戦。

シャリキンもお替り。
シロ。

大きめに切ったものを刺しているのはめずらしいのでは
なかろうか。
理由はよくわからぬが、うまい。

椎茸。

微かな塩味のみ。
だが、これがうまい。

こういうものをうまいと感じるようになったのは
年を食った証拠かもしれぬ。

そして、最後。

肉巻きトマト、チーズのせ、なのだが、悲しい哉、
写真を撮り忘れた。

酔っぱらっていたんだな。
(代わりに去年のもの。)

なぜか、いつもこれを最後に頼むことになっている。
ほかほかのトマトが、ばかうま。

これで終了。

お勘定は、一人3000円程度であったか。

ご馳走様でした。

おいしかったです。

やはり、ここ、かなりのレベルであろう。
なにが違うといって、おそらく一本一本の串への
神経の使い方。
そして、その上で味の設計があるということ。

近所にあるのは、僥倖である。

台東区台東4丁目6−1
TEL 03-3835-1758







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しばらく古いものもすべて両方に置いておきます。





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