断腸亭料理日記2018

仲御徒町・やきとん ま〜ちゃん

4月1日(日)夜

引き続き、日曜日。

[尾張屋]から一度帰宅。

このまま、呑みに行こう。

陽気もよくなってきたし、久しぶりにやきとん[ま〜ちゃん]へ
行こう。

浅草にも、かのホッピー通りをはじめ、やきとんを出すところは
数多くあるのだが、味はどうしても仲御徒町の[ま〜ちゃん]
には及ばなかろう。
それで一度戻ってきたというわけである。

日曜は16時からやっていたはず。
17時頃、内儀(かみ)さんと自転車で出る。

佐竹商店街を越えて、竹町公園。
その少し先、右側。

戸が開けてあり、中が見える。

頭だけ店に入れて、中のお兄さんに二人、と指を出す。
今日は比較的すいているよう。
カウンターに2席のあき。

ちょうど焼いている前。スツールに掛ける。

私はシャリキンのレモン。

キンミヤ焼酎をシャーベット状に凍らせたものがシャリキン。
これにレモンを入れ、炭酸を注いだもの。

これは氷が溶けて薄くなるということがないので
すぐれもの、である。

しかしここ、日本酒もうまそうなものがあって、
いつも気になるのだが、やきとんとなると、どうしてもチューハイ。
それもキンミヤで必要十分。
いつになってもチューハイ以外は呑むことができないのである。

さて、なにをもらおうか。

だいたいいつも同じだが、
焼き物は、レバ、タン、肉巻きトマトチーズのせ、
豚ぼんじり、シロ。こんなところか。
それから、煮込み玉子入り、白菜漬け。

煮込みと、白菜がきた。

煮込みがうまい。

ここの煮込みは、柔らかいが肉の味が生きているというのか、
なんだか肉々しい。

レバ。

味付けは、すべておまかせ。

レバは、塩。

中は半生。
やはり、焼き方と鮮度なのであろう。
うまい。

タン。

これも塩。

豚タンも好きで、よくスーパーで買ってきてフライパンで焼いて
食べる。しかし、フライパンなんぞで焼くと、水分が出てしまって、
今一つ。ならばと、ガスだが魚用のグリルで焼いてみたが、
これも今一つ。
やはり炭で焼いたものがベストなのであろう。

肉巻きトマトチーズのせ。

ここにくると必ず頼む。

よくまあ、串に刺した生のトマトを落とさずに
焼くものだと感心する。

しかし、トマトを焼くというのは、誰が考えたのであろうか。
やきとんやさんのどこかなのか。
ほかほかのトマトがばかうま。

豚ぼんじり。

味噌だれである。

ここの味噌はちょっとピリッとくるが甘めのもの。
脂っこいものに合わせているようである。

ぼんじりというと普通鶏であるが、豚。
要は豚の尻尾。

豚の尻尾は、豚テールということが多いようである。
脂があって、コラーゲン質がうまい。
(ちょっと調べると、豚テールというのは、ハナマサなどでも
見たことがないと思われるが、豚をよく食べる中華や、
沖縄料理ではメニューにあるよう。冷凍ものを買えるようで
まだ知られていないせいか安い。ちょっとおもしろそう。)

シロ。

これはたれ。

大きめに切ったものを刺していて、うれしい。

先ほど、そばを食べたところなので、これで終了。

シャリキンはお替わりをして、二杯。

よい感じに酔っぱらった。

うまかった。

ご馳走様でした。

勘定をして、出る。


まだ、6時前。


明るくなったものである。




台東区台東4丁目6−1
TEL 03-3835-1758





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