断腸亭料理日記2017

秋葉原・肉バル・201

4月23日(日)夕

さて。

そんなわけで、肉シリーズ。

肉で探してみたのである。

それにしても、肉バル。
なんであろうか。

バルというのは、スペインのスタンディング、立ち呑みの
居酒屋。小盛のつまみ、タパスを出す。
そんな定義であろう。これも数年前から随分と増えた。

肉とバル、流行りのものを2つくっつけたような
言葉であろう。

どんなものか行ってみようか。
場所は近所で探して、秋葉原、肉バル[201]というところ。
(秋葉原では、熟成肉を看板にした[暴走熟成肉庫 肉アバンギャルド]
なるところもあったが、ここは一杯であった。)

16時、早い時刻から営業しているよう。
日曜はありがたい。

だが、場所がかなりわかりずらい。

昭和通り口を出て、総武線の南、昭和通りの西。
駅に接している通り沿いの古い雑居ビル二階。

普段は前の通りに看板を出しているようだが、
それも4時少し前、営業時刻前だったのでなく、ちょっと
捜してしまった。

第2東ビルというビル。
駅側が駐車場になっており、南側は通りに面しているので
どちらからも入れる。
築、50年くらい、ひょっとするとそれ以上?
それこそ新橋駅前ビルのような、怪しいアジトでも
ありそうな雰囲気である。

駅側から入って、駐車場を抜けてドアを開けて
ビルに入る。古い飲食ビル特有のにおい。
真ん中にエレベーターと階段が二つ。
かなり近くに階段が二つあるというのは、とても妙な
雰囲気を醸し出している。

二階にあがって、南側に歩いた右側。

できてそう経ってはいないのであろう。
なかなか渋いインテリア。
口開けすぐ。

出口に近いテーブルへ。

コースもあるようだがアラカルトで頼む。

プレミアムモルツ(ハッピーアワーで100円であったか。)。

グラスに入っているのは、揚げたパスタ、塩味。
意外に、こんなものがうまい。

フランスパンが食べ放題とのこと。
白レバーのペーストをもらった。

料理は基本、イタリアンの雰囲気。

シザーズサラダ。

温泉玉子がのっているのが売り。

う〜ん。
だからどう、ということもないような気もする。

カプレーゼ。

これもまあ、そのままか。

看板の肉のグリルコンボというのをもらってみた。

豚スペアリブ、ラムチョップ、ローストビーフの三種。

豚スペアリブはかなり大きく、また、柔らかで
うまい。

ラムチョップはハーブとパン粉をまぶして焼いてある。
特段変わったものではないが、羊くささがなく、うまい。

ローストビーフ。
量がちょっとさびしい。

たれはにんにくとしょうがのしょうゆ。
味はよい。

もう一品なにかもらおう。

鶏から。

これはなにか、アジア風。
甘酢がかかっている。

かなり大ぶりで、カラッと揚がっており、食感もよく、
うまい。

パンが食べ放題なので、かなり腹一杯。

勘定。

二人で、8,000円。

味は十分うまいのだが、飛び抜けている感じはしない。
この内容では若干高めな印象になろう。

雰囲気はgood。
なにしろ、このビルの隠れ家感というのか、
アジト感は、おもしろい。
捨てがたい。

肉バルと名乗る割には、肝心の肉が若干心もとないように思う。

大人数でコースというのにターゲットが合っているのか。
なんとなくどっちつかず、コンセプトが甘いのか、、。

もう少し“肉”、探索してみようか。

 

P.S.店名の[201]というのはこのビルの部屋の名前
201号室ということのよう。

 

千代田区神田佐久間町1-14 第2東ビル 201
03-6206-9455


 

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