断腸亭料理日記2015
4月18日(土)第一食
引き続き、インドカレーのバターチキン。
昨日の記述で書き落としに気が付いた。
最初にギーでスパイスを炒める時に、
一緒におろしたにんにくと生姜を入れていた。
量はそれぞれ大さじ1ほど。
日本のカレーというのは、にんにくしょうがは
ほとんど入れないが、インドのカレーではこのくらいの量の
にんにくしょうがは必須である。
また、これも、バターチキンがはやくできるのに一役買っている。
おろしたものであれば、火が通るのははやい。
ギーでスパイスを炒め、ここにトマトと水を入れて10分ほど煮込む。
これをミキサーにかけて粉砕する。
ミキサーに入れる前に、ベイリーフなど、
箸でつまめるくらいのスパイスは取っておく。
ミキサーの準備をして、フライパンから移し、まわす。
ミキサーというのはまわしはじめに大きな力がかかり、
ふたを飛ばすくらいのことになるので、手で押さえる。
まだ熱いものをまわすので、ちょっと注意が必要である。
よく砕かれるように1分程度は必要か。
このミキサーで粉砕をするというのも、また、
このレシピのはやさの一要因であろう。
ミキサーなどない場合はインドではどうしているのであろうか。
トマトが溶けるまで煮込んでいるのではなかろうか。
まわし終ったものは裏漉す。
料理の世界では裏漉し器と呼んでいるが、
ようは目の細かいざるである。
先ほどのフライパンの上で、おたまと、ヘラを使って
濾すわけである。
裏漉しをする意図は、食べた時に口に残るスパイスを
取るためであろう。なめらかになる。
このため、口に残ってもよければ、裏漉しをする必要は
必ずしもなかろう。
粘度が強いものではないので、これはさほどの手間ではない。
これはここまでで、置いておく。
今度は具材となる玉ねぎ。
一個を乱切り。
同じく、ギーで炒める。
ここで、カスリメティという豆の葉のスパイスを入れて
一緒に炒めるが、今日は切れていたので、省略。
(これは香りがよくなる。今度買っておこう。)
玉ねぎがしんなりしたら、先ほどの裏漉したソースの
フライパンへ。
また、タンドリーチキンもレンジで温めて入れる。
軽く煮込んで味見。
辛みはよいが、塩を入れてなかったのでここで投入。
カレー粉と色味調整にターメリックも入れる。
ターメリックというのは、香りや辛さではなく黄色い色味の
スパイスなので別段入れなくともよいのだが、やはり
カレーは黄色い方がカレーらしい。トマトを入れて赤味方向が
強くなっていたのでターメリックを入れたわけである。
OK、いいだろう。
出来上がり。
らっきょうも用意。
ビール!。
ん!。
なかなか強力なものができてしまった。
辛みにしても、その他の香りにしてもそうとうに強い。
これくらい辛くて、スパイシーなのは外で食べても
そうはないかもしれぬ。
考えてみれば、あたり前ではある。
最初に入れているスパイスの量は、辛みのレッドペッパーにしても
その他のスパイスにしても、私がいつも作っている、煮込み系の
サラサラのインドカレーのもの。
このバターチキンのレシピでは水はトマトと同時に入れたものだけで
出来上がりもソース状で、フライパン一杯もない。
煮込み系だとこれが大き目の鍋一杯になる。
つまり3倍、いや、4〜5倍に濃縮されている感じではある。
まあ、カレーらしくてよいのだが。
汗だく。
しかし、以前に作った時にも同じように加減はしていなかったように
思われるが、大丈夫であったのか、、。
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