断腸亭料理日記2014
4月10日(木)、11日(金)昼
さて。
今週、木金はビッグサイト。
ビッグサイトへくると昼はたのしみなことがある。
いつも決めているのは、ワシントンホテルに入っている
イタリアンの[アルポルト]。
[アルポルト]はご存知、片岡護シェフの有名店。
本店は広尾。有明のワシントンホテルの店は
いくつもある支店のうちの一つ。
最近はビッグサイト内にも店ができているが
こちらの方は、ワシントンホテルよりも高めの
価格設定で、展示会でここにきても、以前から通っている
ワシントンホテルの店までくる。
桜花も散って、暖かい日が続くようになったと思ったら
今日などは、この時刻になると、歩いていても
薄汗が出てくるくらいである。
混むのを考えて12時よりも少し早めにきたのだが
大人数の予約もあるようで、店前の椅子に腰かけて少し待つ。
10分ほどで店内へ。
ここはサービスもしっかりしている。
案内された席に座る。
ここの昼は、千円ちょいのパスタのランチ。
以前はパスタにメインもついたコースもあったのだが
今はパスタのみ。これに前菜、あるいはデザートがつく
セットも選べる。
パスタは二種で、クリームのボロネーゼ、というものに
前菜をつける。
前菜とサラダ。
前菜は三種。
手前右、オクラとマヨネーズ。
左、トマトと下はモッツアレラチーズか。
上は、ビシソワーズ。
クリームのボロネーゼ。
ボロネーゼというのは、ご存知の通り、
いわゆるミートソースだが、クリーム。
クリームのミートソースというのは、
一般的なのであろうか。私は初めて、で、ある。
うまいもんである。
普通のミートソースに生クリームを
入れただけであろうか。
今度、研究してみようか。
ともあれ。
以前には、イタリアンだのフレンチだの、
市谷のオフィスのそばにも数多くあるので、
頻繁に行ってみた頃もあったが、最近はあまり
行かなくなってしまった。やはりたまには昼に
ちゃんとしたイタリアンは、よいものである。
もう一つ。
翌日の昼。
これはビッグサイトに入っている松本楼。
実は私は、なん年もビッグサイトにきているが、
松本楼がここに入っているのは知らなかった。
なにを食べようか探していて、気が付いた。
松本楼はご存知、日比谷公園内にある洋食や。
明治36年(1903年)創業。
東京の洋食やとすればやはり老舗の一角といって
よいだろう。
入ってみると、場所柄、カフェテリア形式。
千円ちょいのランチ、牛の赤ワインソースを
もらってみる。
クリームのコロッケがついて、
ポテト、にんじんのグラッセ、緑色はロマネスコ
というのか、カリフラワーの類。
肝心の、牛肉の煮込みは柔らかくとけるよう。
ソースはデミグラスソースがベースであろう、
上品で、優しい味。うまい。
先の付け合わせもそれぞれ丹念に作られている。
流石に、老舗の味である。
が、これだけのものが、千円ちょい、と、いうのは
やはり、リーズナブルといってよろしかろう。
うまかった、うまかった。
この店のこと、もっと早く知っていればよかった。
ビッグサイトでのたのしみがまた増えた。
江東区有明3-7-11 有明パークビル2F
(東京ベイ有明ワシントンホテル2F)
03-5564-0002
江東区有明3-21-1 東京ビッグサイト1F
レストラン街
03-5530-1158
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