断腸亭料理日記2013
4月22日(月)夜
さて。
最近、仕事だが、東武で栃木方面へ行く機会が多い。
行きは新御徒町からTX経由、北千住から東武という経路なのだが、
帰りは、北千住で乗り換えず、スカイツリーを経て、
そのまま浅草まで帰ってくることが多い。
それで、東武浅草駅を降りて、なにか食べよう、呑もう
ということになるのである。
私の住む元浅草は浅草でも南西部で、上野と浅草の
ちょうど中間。
夜、牛込神楽坂らから大江戸線での仕事帰り、飯を食いに、
あるいはちょいと呑みに、というと浅草よりもむしろ途中の
上野や御徒町の方が便利。
そんなわけで、浅草でウイークデー、夜、それも一人、
ちょいとつまんで、呑む、というのは、実際には
あまりなかったのである。
浅草というのは、特に雷門や観音様界隈は、観光客相手なので、
基本、夜は早い。
8時すぎに東武浅草駅に降り立つ。
さて、どうしようか、なのである。
この前、串かつのことを書いたが、この店ができたのは最近
のことだと思われる。
串かつの立ち呑み。
東京でも串かつの立ち呑み、というのは、随分と増えた。
チェーンのような店が、上野などにもたくさんあるし、
浅草にもある。
東武浅草のガードのすぐそば。博多ラーメン[いのうえ]の隣。
[光家]と書いて、なんと読むのか、コウヤなのか、
ミツヤ、なのか。
ちょっと前から気にはなっていたところ。
間口も一間半か二間、狭い店。
鉤型のカウンター。
先客は一人。
(意外に?)落ち着いた店。
カウンターの中は40代くらいであろうか、女性と男性二人。
二人とも物静かな感じ。
立ち呑みらしくない、かもしれない。
串数本と呑み物のセットが1000円〜2000円である。
セットものにはなんとなくピンとくるものがなく、
バラで頼むことにする。(決まりは2本ずつ)
まずは、生ビール。
カウンターには、キャベツにウスターソースの容器と
お約束の“2度づけ禁止”の貼り紙。
頼んだのは、まずは、豚と鶏。
「鶏は時間がかかりますよ。
骨付きなので」。はい。
調理は主として女性の方が担当しているよう。
一口食べてしまった。
関西風の立ち呑み串かつよりは大き目。
衣は串かつらしいパリッとしたもの。
鶏。
いわゆる手羽元を開いてチューリップにしたものを
揚げている。
パリッとしているのはよいが、ちょっと硬い。
懸案の、玉ねぎ。
新玉ねぎ、ではないかもしれぬが、
やはり、玉ねぎのフライものは、玉ねぎがこれほど
甘いのか、と気付かせてくれる。
うずら。
串揚げのうずら、というのは、なんということは
ないのだが、好き、で、ある。
ビールから、レモンサワー。
ここで、お勘定。
3000円程度であったか。
(立ち呑み串かつにしては、必ずしも安くないかも。)
さて。
この後が、いけなかった。
なんとなく、満足しきれなかったのであろう。
隣の博多ラーメンや[いのうえ]に入ってしまった。
ノーマルなラーメン。
巷(ちまた)の噂ではここのものは、本場博多ラーメンに
生き写しであるという。
私は博多ラーメンにそこまでの見識はなく、わからない。
細麺は堅めで、普通にうまいとんこつラーメンであると
思われる。(きくらげがうまい。)
!で、明日、人間ドック。
忘れていた?。
いや、忘れていたわけではないのだが、
まあいっか、であった。
むろん、この前日のドカ喰いがなくてもこのところ
歩くことも減っており、食べる量も増え気味であった。
詳しくは書かないが、ショックな結果であった。
毎日の酒を減らすのは難しそうだが、少なくとも、
ドカ食いはやめよう。
また、ウイークエンドに昼間っから呑むのも、ひかえよう。
それから、歩く。これは落語の稽古とも関係するが、
意識的に増やそう。
03-5830-0263
台東区花川戸1-6-5
と、いうことで、連休に突入。
この日記もお休みをいただき、再開は、連休明けの予定です。
皆様もよいお休みを!。
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