断腸亭料理日記2009
11月21日(土)夜
さて、土曜日。
今夜は、浅草観音裏の洋食や、グリルグランド。
しばらく前から、行こうと思っていた。
なにかというと、カキフライ。
季節になり、カキフライが食べたい。
フライものといえば、日本一のミックスフライを揚げる、
洋食や、グリルグランド、以外には、あり得ない、だろう。
と、いうわけで、昼すぎ、TELを入れ、予約。
最近は、ここも予約を入れた方が、無難、で、ある。
6時半の予約、OK。
朝から出かけていた、内儀(かみ)さんも帰宅し、
6時15分頃、出る。
寒くなったし、今日はタクシー。
春日通りまで出て、タクシーを拾い、
国際通りを左。
田原町の交差点も突っ切って、旧仁丹塔交差点から、
六区。ビューホテルにお酉様(おとりさま)の提灯が出ている。
今年は二の酉まで。一の酉は既に終わり、
二の酉は24日、火曜。
ご存じのように、お酉様とは、この国際通りを真っ直ぐに
言問通りを越えていった右側。千束の鷲(おおとり)神社の境内で、
熊手を売る酉の市のこと。
毎年11月の酉の日に開かれるのだが、2回の年と3回の年がある。
昔から三の酉まである年は火事が多い、などと、
東京ではいわれてきた。昨年は、定かではないが、
三の酉まであったような気がする。
どうなのであろうか、印象とすれば、なんとなく、
三の酉まである年の方が、多いような気がするのだが、、。
(結局、十二支が日にちに割り当てられているので、
12日間で一回り、する。朔日(ついたち)が酉の日だと、
13日が二の酉、25日が三の酉か?。
逆に、11月は30日までなので、三の酉が30日の場合、
一の酉は7日か?6日?。これ以降に一の酉があれば、
その年は二の酉までしかない、で、いいのか?。
これは植木算なのか?、、やはり、二の酉までの年の方が
多そう、か、、?、あれ、同じか?。
まったく私、数学、算数ともに苦手。なので、、、やめる。)
そういえば、今年はこの11月に入って、火事が多い。
なんであろうか。釜山の射撃場火事なんぞもあったし、、。
ともあれ。
言問通りを右に曲がり、5656(ゴロゴロ)会館のところ
柳通りを左に入り、見番(けんばん)の手前で下車。
右側の路地を入って、グランドは右側。
ドアを開けて入り、名前をいい、
テーブルに案内され、座る。
寒いが、やはり、瓶ビールをもらう。
さて、注文。
むろん、カキフライ。
そして、ダブるが、ミックスフライも。
そんなに揚げ物が食べたいのか?といわれそうだが、
やっぱりここにきたら、頼まずにはいられない。
両方を頼んだら、気を聞かせて、
ミックスフライのカキフライを
ホタテに替えますか、と、聞いてくれた。
ここは、夏場は別のもの(たいがいはホタテ)だが、
カキの季節にるとミックスフライにも、カキが入る。
これをカキではなく、ホタテに戻してくれる、
ということ。むろん、そうしてもらう。
それから、内儀さんの希望で、煮込みハンバーグ。
ビールがきて、お通しにお新香。
(写真を撮るのを忘れて、一切れ二切れ食べてしまった。)
ぬか漬け、で、ある。
少し待って、カキフライ、からきた。
そして、ミックスフライ。
取り分けて食べるように、めいめいに、小皿に
タルタルソースを入れて持ってきてくれた。
毎度書いているが、ここのフライは実にうまい。
まずは、衣。
名のある洋食やでも、例えば、カツレツでも
切って出てくるが、ソースなどをかけると、
衣がはがれてきてしまうが、ここのものは
衣が実にしっかりしており、はがれる、ということは
まったくない。カラッと、サックり、
しっかり揚がっている。
だからといって、中身までガチガチか、といえば、
むろん、そんなことはなく、ホタテなどは、中心部分は半生。
べら棒に、うまい。
カキフライもサックり。
うまい、うまいと、内儀さんと二人で、
ぺろりと平らげる。
煮込みハンバーグもきた。
目玉焼きをくずして、食う。
内儀さんが、これには飯もほしいと、言い出し
ライスも追加オーダー。
二人で完食。
うまかった、うまかった。
また、忘年会にでもこようか。
グランド
〒111-0032 東京都台東区浅草3-24-6
03-3874-2351
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