断腸亭料理日記

飛魚刺身・花見の用意

        4月3日(土)夕
       引続き東京。
       18:00頃から買い物に出る。
       いつもの通り、魚屋へ。

       時間が遅いせいか、品数は少ない。
       (どこでも、そうかも知れないが、日曜休みで土曜は売り切ってしまう。)
       それほど、食指をそそられるものはない。(安くて、うまそうなもの)
       明日の花見のつまみも買っていくつもりであった。

       鯉がある。これは花見用に煮る、という手もあるが
       それほど、今日は、時間をかけられない。

       やむを得ない。
       価格帯を上げて、飛魚刺身。(\650)これは今日。
       花見用には酢だこを。
       (酢だこは高いというのではないが、ちょっと下衆かな)

       酒屋に寄り、にごり酒を購入。

       花見用となると、にごり酒。と、なんとはなしに、決めている。
       春先のイメージである。
       (ひな祭りの白酒ではないが、、。)

       日本酒は、まったく絞っていない、もろみ、どぶろくのような状態から、
       にごり、薄にごり、生、火入れ(で醗酵を止める)、貯蔵、
       など、通常の清酒までに何段階もの過程がある。

       にごり酒は、生であり、ほとんど水などで薄めていない。
       呑みやすく、またアルコール度も高く、したがって酔いやすい。
       花見には、あぶない、酒とも言えるが、なんで酔わずに花見かな。

       閑話及第。

       帰宅。
       妻には、卵焼き、里芋の煮っ転がし、を言ってある。
       数人の持ち寄り。このくらいでよい。

       先に、飛魚で呑み始める。

       昨日、あれほど、寿司屋で、ひかりもの、を食べ
       (「さよりの皮焼」まで)
       今日も、飛魚である。

       我ながら好き者である。

       脂もそこそこあって、うまい。

       味覚的には、鯵に近い。
       しかし、飛び跳ねているからか、身が締まっており、
       少し、濃い、味である。

       思ったより量がある。大きなものが2匹分はあるだろう。
       \650は高いと思ったが、これだけあれば御の字であろう。
       これが良心的な魚屋。さすがに立石・魚次である。

       妻も料理を終え、ともにつまむ。
 

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