断腸亭料理日記

立石仲見世から魚屋「魚次」

2月6日(土)
妻は仕事、買い物に出る。
立石仲見世へ。

京成立石駅前、
なぎら先生(なぎらけんいち)ご推薦の
ディープなもつ焼き屋も、ある。

この立石仲見世、仲見世といってもは商店数としては10軒程度の
小さなもの。
この仲見世の駅側の2軒がよい。
1軒目はとば口、右側(名前は不明)。
佃煮、煮豆、漬物など、いわゆるお惣菜屋である。

ここには常に塩らっきょうがある。
まさに立石仲見世の味である。
塩らっきょうにホッピー、もつ焼きが加われば、黄金の組み合せ。

黄色い煮豆「富貴豆」。これも山手(やまのて)にはあまり売っていないもの。

この二品を買う。

もう1軒。肉屋(これも名前は知らない)。
夕方には列になる。みんなコロッケなど揚げ物を買う。
特別うまい、というわけではないが、、、うまい。
ここで、メンチとレバカツ(豚レバーのカツ)、各2。

これだけ揃うと、これぞ立石仲見世

これでおしまいではない。
仲見世を離れる。

魚屋。魚屋は大切である。

立石には魚次(うおつぐ)という、いい魚屋がある。
親爺が柴又の料理屋・川千屋(かわちや)で修行をしたという。

ここで生鯖(さば)、生鰯(いわし)。どちらも生、〆て食べられるもの。
鯖は面倒なのでおろしてもらう。(自分でもできるが今日はやめる)

12月、名古屋で買った鯖を自分で〆てあたったので聞いてみる。

「これ、〆て食えます?」
「食えるよ。塩半日、酢半日ね。」

ポン、ポンとした会話。名古屋ではとても望めないやり取り。

しかし、私はそんな長くは〆ない。
2時間、2時間程度がいいが、親爺には逆らわない。

立石・買い物風景である。
 
 
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