京成立石駅前、
なぎら先生(なぎらけんいち)ご推薦の
ディープなもつ焼き屋も、ある。
この立石仲見世、仲見世といってもは商店数としては10軒程度の
小さなもの。
この仲見世の駅側の2軒がよい。
1軒目はとば口、右側(名前は不明)。
佃煮、煮豆、漬物など、いわゆるお惣菜屋である。
ここには常に塩らっきょうがある。
まさに立石仲見世の味である。
塩らっきょうにホッピー、もつ焼きが加われば、黄金の組み合せ。
黄色い煮豆「富貴豆」。これも山手(やまのて)にはあまり売っていないもの。
この二品を買う。
もう1軒。肉屋(これも名前は知らない)。
夕方には列になる。みんなコロッケなど揚げ物を買う。
特別うまい、というわけではないが、、、うまい。
ここで、メンチとレバカツ(豚レバーのカツ)、各2。
これだけ揃うと、これぞ立石仲見世。
これでおしまいではない。
仲見世を離れる。
魚屋。魚屋は大切である。
立石には魚次(うおつぐ)という、いい魚屋がある。
親爺が柴又の料理屋・川千屋(かわちや)で修行をしたという。
ここで生鯖(さば)、生鰯(いわし)。どちらも生、〆て食べられるもの。
鯖は面倒なのでおろしてもらう。(自分でもできるが今日はやめる)
12月、名古屋で買った鯖を自分で〆てあたったので聞いてみる。
「これ、〆て食えます?」
「食えるよ。塩半日、酢半日ね。」
ポン、ポンとした会話。名古屋ではとても望めないやり取り。
しかし、私はそんな長くは〆ない。
2時間、2時間程度がいいが、親爺には逆らわない。