11月20日(土)
いつものように、立石の魚屋・魚次へ。
魚次へ来てみると、今週も、安くてよいものが多い。
刺身用の鯵も、五匹で\400。と、捨てがたい。
しかし、珍しく、沙魚がある。(\200)
これはもう、天ぷらに決まりである。
家で、沙魚を揚げるのは初めて、である。
沙魚といえば、どこでも獲れる、
江戸前の天ぷらの代表であった、はずである。
(親父の子供の頃には、よく釣って、食べていた、ようであった。)
いつの頃から、なくなったのだろうか。
獲れなくなったのだろうか。それとも、人気がないのだろうか。
(両方かも知れない。)
それから、なんといっても今日の収穫は、
生の(刺身用)桜えび。
桜えびといえば、静岡の春、
文字通り桜の咲く頃、の名物だが、
今日、この季節のものは、どこのものであろうか。
2年ほど前に、静岡で食べたかき揚げは、滅法うまかった。
桜えびは、鮮度がすぐに落ちるため、
生で食べられるものはほとんど出回らない、という。
\600と、高価だが、買ってみる。
作る。
春先から、夏にかけて、あれほど作った、天ぷらである。
さすがに、慣れた。
目をつぶっていても、というのは、威張りすぎだが、
落ち着いて、こと、に、臨めるようになった。
下拵え。
沙魚は、姿、顔は、グロテスクと、ユーモラスの中間といった感じ。
随分大きいが(7、8cm〜12、3cm)、開いた方がよいのだろうか?
外で食べた記憶では、あまり開いてはいなかった。
試しに、一匹、骨を抜いて、開いてみる。
頭を落とすと、いかにも小さい。
やめた。
丸ごとにする。
(妻は平気だろうか?)
と、いうことで、洗うだけ。
油、用意。
サラダ油6割に、ごま油を4割ほど。
点火。
衣。
ボールに冷水に、溶き卵、冷凍庫の氷3〜4個。
小麦粉投入。
今日は、ちょっとゆるめに。
硬めに振れた方が、安全であるが、ちょっと、挑戦してみる。
油温。こちらは、安全をみて、高温ではなく、中温を目指す。
先に、開いたもの、と小さ目のもの一匹を、衣に入れ、
テスト投入。
常に、均等に、熱が回るように、箸で回す。
開いたものから、先に上げる。
座敷に持ち込み、妻の、皿に置き、
再び、台所に戻り、続きを揚げる。
台所から、妻に声をかけ、様子を聞く、、、、
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さて、結果や如何に?
「天ぷら・沙魚と桜えび」
季節の味覚、沙魚。季節はずれの味覚?桜えび。
ちょっと長くなるので、続きはまた、明日。
乞御期待!
※平均点 2.615 合計 26人