午後から、妻と、車で、上野へ、買い物に出かけ、
帰り、洋食を食べたいと、思い、
浅草の、ヨシカミへ行ってみるが、、、
けっこうな、列である。
窓から、中を覗くと、呑んでいる客もいる。
諦めよう。
どこで、あろうか?
このあたり、浅草六区、であれば、そば屋、尾張屋(本店)はどうであろうか。
ここは、稀代の変人、文豪・元祖断腸亭・永井荷風先生が、
晩年、倒れる直前まで、毎日、かしわ南蛮を食べていた、という
そば屋である。
文豪は、戦後、昭和34年、79歳で亡くなる直前まで、
京成沿線・本八幡に、たった一人で、住み、
毎日、何をするともなく、浅草へ出かけ、決まった時間に
この、尾張屋へ現れ、黙って、椅子に座り、コートを着、帽子を被ったまま、
出された、かしわ南蛮を食べ、にこり、ともせず勘定を払って出ていった、という。
当然、かしわ南蛮、(空腹のため、大盛。)を頼む。
味は、びっくりするような、ものでは、ないが、店も落ち着いており、
店員の応対も、よい。
場所柄、観光客もよく入る、
雷門近くの支店などより、よほど、よい。
TEL 03-3845-4500
〒111-0032 東京都台東区浅草1丁目7−1
地図
※平均点 2.448 合計 29人