断腸亭料理日記

ひこいわしのトマトソース


7月1日(土)
本当に、久しぶりになにもない、土曜日。

10:00過ぎに起きるが、暑い。

梅雨の晴れ間だが、とにかく、暑い。
真夏日である、という。

夏は、いい。

筆者は、荒川沿いに住んでいるため、
このところ、夜、駅に降りると、夏の海の匂いがする。
京成沿線のこのあたりまで、東京湾の潮が上がってくるのである。

ともあれ。

午後から、立石の魚屋、魚次へ。

ひこいわし、が安い。\180
ひこいわしとは、小ぶりないわし。
「酢のものに」という、お勧めコメントが入っている。

中型の鯵4匹ほど。
脂のありそうな、鰹刺身。

暑い!


・。

ひこいわしは、どうしよう。
酢のものよりも、この暑さ。

イタリアンはどうだろう。

トマトソースで焼いたら、うまい、だろう。
チーズと、パン粉、生バジルをのせて、、、。

よし。

トマトソースを作る。

にんにくみじん切りをオリーブオイルで炒め、
ホールトマトを煮込んでおく。(塩胡椒)

頭を落とし、内蔵(はらわた)だけ取る。
フライパンで、同じく、にんにくみじん切りを炒め、
いわしを入れ、炒める。
塩胡椒、臭み消しにタイム。

ワイン、、、、、?
ない。呑みきってしまっていた。

緊急避難。
日本酒にする。
アルコールを飛ばす。

金属製のパッドに、いわしを広げ、トマトソース、
パン粉、パルメザンチーズを多めに振りかける。

そのまま、オーブンへ。

200度で、10分ほど。

この間に、鯵を2匹ほどおろし、たたきにする。

いわしが焼き上がる。
生バジルをちぎって、散らす。

食べる
水分が飛び、チーズも香ばしい。

ひこいわし、というものは、特有の生臭さがある。
チーズ、バジル、にんにく、タイムで、この生臭さ
中和、(というのであろうか)、合わせる。

また、塩加減は、きつめの方が、やはり、生臭い、いわしには合う。

これを、パスタソースにしても、いいだろうが、
1品として食べる。

合わせて、ブルーチーズと、
妻にあわてて買いに行かせた、赤ワイン。

そこそこに、まとまって、うまい。
 
 
 

 ホーム | 日記リスト9 | NEXT |BACK