今日こそは、残しておいた、かき揚げ天で、天ぷらそばを食べよう。
なんだかんだで、食べそびれていた。
そばの前に、なにか、つまみたい。
市谷、お堀端の遅くまでやっているスーパーで
わさび漬けと、蒲鉾を買う。
そばには、やっぱり、板わさか。
帰宅。
火鉢に火を入れ、鉄瓶の湯で湯を沸かす。
呑み出す前に、天ぷらそばの用意をしておく。
呑み始めてからでは、必ず、おっくう、になってしまう。
取り置きの鰹出汁に、「桃屋のつゆ」、しょうゆを足し、
味を整え、一度、煮立たせておく。
湯は、1.乾麺のそばを茹でるもの、
1.一度、水で洗ったそばを温めるもの、の
二つを用意。
薬味のねぎ刻む。
これで、天ぷらそばの用意は完了。
板わさを持って、座敷へ。
鉄瓶で、燗を付ける。
酒は、福島・二本松の「大七」生もと。燗酒はこれに限る。
TVを見ながら、2合ほど。
さ、そばである。
用意の鍋三つを再度、温め、
そばを茹でる。
水に晒し、洗う。
笊ごと、湯に再度漬け、温め、熱くしたつゆを入れ、
桜えび天かきあげ、冷蔵庫にあった、茹でた、春菊を少し。
刻みねぎを散らし、完成。
食べる。
呑んだ後のそばは、実にうまい。
桜えびかき揚げ。我ながら、あまり、油っこくもなく、
ふんわりした、食感で、うまい。
意外によかったのが、春菊。
こうした、香りのものは、汁そばに、少し入るだけで、
風味良く食べられる。
板わさに、燗酒、天ぷらそば。
まさに、筆者にとっては、充実のフルコースである。