断腸亭料理日記2006

白和え

5月30日(火)夜

たまには、こんなものも書いておかなければいけない。

白和え、で、ある。

で、あるが、その前に、昨日配信分で書いた、
瓜の雷干しのもろみそと、三つ葉のおひたしで一杯。
(三つ葉は、水に浸けておいた、撮影の残りのものである。)

さすがに、これだけでは、物足りない。
なにがよかろう。

冷蔵庫を覗くと、これも、撮影用に買ったのだが、使わなかった豆腐。
買ったのが金曜であるから、そろそろ、危ない。
豆腐は、足が早い。

冷奴で食うのは、危なそう。
こんな時には、白和え、で、ある。
これなら大丈夫であろう。

(以前の日記を見て、レシピを確認。)

他に、なにを入れようか。
と、いうよりは、和える主体、である。

こんにゃくと、油揚げがよい、、のだが、
油揚げは、冷凍庫に凍っている。
こんにゃくは、なし、でいいか。
青みの野菜は、、、お。
これも、撮影の余り、芹があった。
これでよかろう。

まずは、豆腐。
湯通し。
危ないので、念入りに、加熱する。
油揚げも、湯通しし、短冊に切る。

油揚げの味付け。
しょうゆ、酒、砂糖で、甘辛く煮含める。
味は、少し濃い目。

湯を沸かし、芹を湯がき、水に晒し、絞って切る。

湯通しした豆腐は、裏漉す。
一丁分のため、随分ある。
裏漉した豆腐に、西京味噌を味を見ながら入れる。
白胡麻ペーストを加える。

OK。

油揚げ、芹を合わせる。

完成。盛り付ける。


白和えというもの、味濃くすれば、
なかなか、うまいものである。

考えてみると、今、外で白和え、なんというものは
なかなか見ないような気もする。

同じ和え物だが、胡麻和えよりも影は薄いかも知れぬ。
なぜであろうか。
筆者の同年代ならば、食べたことのない人もひょっとすると
いるのかもしれない。
筆者自身、振り返ってみても、自作以外では、
あまり食べた記憶も多くはない。

なぜ、作るようになったのかというと、
むろんのこと、池波作品からである。

白和えは、白胡麻のペースト(練り胡麻)があれば、
左程、面倒なものでもない。
つまみにもなるし、豆腐、胡麻、味噌であるから、
身体にもよさそうである。

冷蔵庫に、危なそう、でも、捨てるのには、まだ、、
というぎりぎりの線の豆腐があれば、絶好の惣菜だろう。

むろん、一から作っても、十分存在感はある。



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