余談だが、名古屋ではこうした晩酌セットのようなものが居酒屋、
飲食店などで必ずといっていいほどある。。
ビールなり、酒になにか1品つまみがついて、割安、というもの。
まあ、「ちょっと一杯」用である。
東京でもないことはないが、名古屋ほど一般的ではない。
この、晩酌セット、非常に小市民的である。
ささやかな楽しみ。なおかつお値打ち。まさに、名古屋的である。
(さらに余談だが、名古屋ではお買い得、割安なことを、なぜか、お値打ちという)。
麻婆豆腐セットである。お値打ちとはいえ、\700程度は取る。
自分で作ろう。
挽肉もある。調味料も揃っており、簡単である。
豆腐を買って帰宅。
作る。
挽肉を解凍。豆腐(木綿)はまな板の上にのせ、
水を充分に切り、賽の目に切っておく。
ガラスープを用意。(今日はインスタント)
ねぎをみじん切りに。材料はすべて用意。
中華は一気に。四川の達人「陳健一」風に?
にんにくは包丁の腹でつぶし、炒める。
(あの大きな中華の包丁で「パーン」とつぶす、、、
というわけにはいかないのが残念だが。)
豆板醤を投入、炒める。香りがこうばしい。
花椒(中国の山椒)をやはり包丁の腹でつぶし、入れる。
ここに、挽肉を入れ炒め、酒、みりん(紹興酒の代わり)、しょうゆ、
塩、少量の砂糖。
トウチの代わりに浜納豆を入れつぶす。
さらに、豆腐を賽の目に切って投入。
ガラスープを入れ、少し煮込み、味見。
まあまあ。
ここで、みじん切りのねぎを入れる。
水溶き片栗粉を投入。仕上げにごま油をたらし完成。
食す。
やはりビールである。グーっと一杯。
砂糖がよけいであったか。ちょっともったりとした味になってしまった。
花椒の爽やかな香りは、まさに四川の香り、である。
全体として、まずくはないが、むずかしいものである。
四川の達人風であれば砂糖はなしか、、。
北京の四川料理店で食べたものは、うまみよりも「香りと辛み」であった。
(登小平が四川出身だったせいか?当然好きだったらしいが、北京では本場同様のものが食べられる。 東京同様、首都北京は全国の物が食べられるのか)
しかし、日本人の口に合わされた麻婆豆腐もうまい。
これは、スープのうま味を生かし、辛みは押さえる。