その足で、15:00静岡へ。
ここでも、一つ、プレゼンをこなし、このまま、帰京。
明日、落語教室のための、休暇をとっての帰京である。
18:30、東京駅で、妻と待ち合わせ。
さて、今日は、かねてより、行きたかった
パエリアの巨匠のいる、スペインレストラン「銀座エスペロ」銀座三丁目である。
「エスペロ」は銀座5丁目みゆき通りに本店があり、
今回の「パエリア」はこちらではなく、三丁目。
(ちょうど、かの、池波先生御用達の洋食屋「煉瓦亭」の斜向かい。2F。)
そもそも、ここは、少し前のTBS「チューボーですよ」で取上げられていた。
シェフはスペインで行われた「パエリアコンクール」で堂々の2位になった、という。
「パエリア(ジャ)コース」\4,000と、赤ワインハーフボトルを頼む。
サービスする、ギャルソンというのか、ソムリエというのか、の
サービスもなかなかに、きちんとしている。
ワインもうまい。
前菜:トマトとアンチョビのサラダ
パン:パンとマッシュルームのガーリックソテー
(ちぎったパンを竹串にさして、ガーリックソースをつけて食べる。)
肉料理:若鶏のソテー(これも、ソースがうまい。)
さて、いよいよ、お待ちかねの
「パエリア」である。
取り分けて、食べる。
流石、である。
米が、見事に、アルデンテ、である。
抜群にうまい。
ピラフでもない。おじやでもない。
これが、「パエリア」というもの、である、か。
実のところ、拙亭にはパエリア鍋が、前々からあり、
見よう見まねで、作っていた。
よく考えてみると、筆者は、外で「パエリア」を食べた機会は
数えるほどしかない。
つまり、本物の味を知らずに、作っていたのであった。
自分で作ると、
この米の仕上がり具合が非常に難しい。
おおかた、ベチャベチャの「おじや状」になる。
または、芯がまったく、取れず、ぽろぽろの、ガリガリ。
また、炊きあげる、スープ。
フュメ・ド・ポワソンというのか、魚介類のブイヨンなのである。
これがまた、うまさの一つであろう。
唸ってしまった。
コースは、デザート(数種から選択。これもうまかった。)と
エスプレッソで締めくくられる。
この、技の「パエリア」と銀座エスペロ・銀座三丁目店、
文句なく、東京で最高の店の一つである、言えよう。