断腸亭料理日記2024

二長町・らーめん・天神下大喜

4628号

8月20日(火)第一食

8月も下旬に入った。

ちょっと曇りがち。
今日は、最高気温34.7℃(12時38分)
ただ、湿度は平均81%で、もわっとしている。

ラーメン、なのだが、なかなか選択肢が、なくなってくる。

暑いとつけ麺や、混ぜそばなのだが、どうもどこも
代わり映えがしない。

このところ[みつヰ]のおろしそばが気に入っているのだが、
同じものばかりでは、芸がない。

ちょっと久しぶりだが[大喜]へ行こうか。

[大喜]のラーメンはうまい。

私は、絶大な信頼を寄せている。

あのご主人は商売人ではない、のであろう。
行くたびに味が違う。

基本、うまかったらその同じ味を求めて
また行く。
こういうもの、で、ある。
受け入れられ支持された同じ味を展開し、
チェーンになる。
ラーメン商売は、これでいいし、こういうもの、
であろう。

毎回違っては、行く方は困ってしまう。

どのくらいのインターバルなのかは、わからぬが、
数か月行かないともう違う。

常に満足していない、あるいは、飽きてしまう?。
わからぬが、私は、こんなところがおもしろいし、
信用できると思うのである。

味が変わっても、それぞれに、うまい。
妙はものは、ほぼないと思う。
いつも、まとまっている。
これが凄いところ。
やはり、この方、天才なのであろう。

14時すぎ到着。
この時刻は、炎天下。

自転車のサドルが焼けそうである。

さて、なににしようか。

つけ麺など冷たいものもあるが、温かいラーメン
を看板にしているところの冷たいメニューは、
やはり経験的にやめたほうがよいと思っている。
たいていは、ハズレる。
たとえ[大喜]でも。
やはり、別。そんな簡単なものではない、のであろう。

そこで、今日は、にぼし。
あまり食べてはいないのでは、なかろうか。

きた。

ちょっと、ピンがあまくなってしまった。
ご勘弁を。

スープはしょうゆ系。
海苔、かいわれ、ザクザク切った青ねぎ。
メンマ、ナルト、その上になんであろうか、
味噌?生姜?のようなもの。
そして、挽肉。

麺。

これ、凄い。

太麺といっているが、ほぼきしめん。
それも縮れ。
ピロピロ。

以前から太麺は、平打ち縮れであったと思う。
そう、前回の、上のリンクのページ、今年の
3月は、しょうゆの濃口で太麺を食べていた。

誤差の範囲、ブレの範囲かもしれぬ。
わからぬが、わずか数か月の差で、より薄く、
より幅広、ピロピロに変わっているようにも
見える。

そして、スープ。

にぼし、で、あるが、これ、よーく味わないと
わかりにくい。
ぼんやり食べていると気付かぬ程度、かもしれぬ。

まあ、それだけバランスが取れている、
と考えてよいだろう。

そして、にぼしだが、上品に感じる。

にぼし系というのであろうか、にぼしを
看板にしている一群の店があるが、実のところ
私は苦手にしている。
苦い、のである。
和食で、にぼしの出汁を取る時には、頭と
腹を取るのが、セオリーとしてある。
苦みが出るから。
私もこれに倣っている。
にぼし系は、まず確実に頭と腹を取っていないと
思われる。

もしかして、ここでは頭と腹を取っている
のでは、なかろうか。

もちろん、にぼし以外の出汁も使っている、
のであろう。

実は、さらに前、2022年には、

太麺で特製にぼし、というのを食べている。

基本、同じなのだが、やはり麺の太さは
大きく違う、ずっと細い。
にぼしも、文章を読むと、今日よりも
ずっと前に出ていたのでは、なかろうか。
(記憶はないのだが。)

うまかった、うまかった。

やはり、ここ、よりよいものを目指して、
日々進化している、ことは間違いなかろう。

やはり、こんなラーメンや、他になかろう。

 

台東区台東2-4-4
TEL 03-3834-0348

 

 

 

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