断腸亭料理日記

にじますのムニエル

11月28日(日)
今日は、このところサボっていた、らく塾である。
12月にやはり、発表会をやる、という。

東京へ戻り、仕事も変わり、落語へのテンションが
若干落ちていた。ここまでやってきたことである。
続けた方が、いい、ことは、決まっている。
今月は、行くことにした。

急遽、稽古も再開した。

帰宅はPM10:00。

2ヶ月のブランクはやはり、小さくはなく、
以前に指摘されていた点を、再びまとめて、指摘される、という
結果になった。
しかし、まだ、発表会まで、一月ある。稽古精進しか、あるまい。

さて閑話及第。料理日記、である。

今日は、昨日、いつもの魚屋で安かった、にじます(一匹\80)、である。
ムニエルにしようと、腹を出して、塩をしておいた。

事前準備として、「小かぶ」のグラッセを作る。
耐熱容器に、皮を剥いた、小かぶ5〜6個。
水、コンソメ(キューブ状のもの)バター、砂糖を入れ、レンジへ。

この、完成を見て、
にじますを焼く

ポイントは、皮をどれだけ、パリっと仕上げられるか、であろう。
まず、フライパンを熱く、熱する。

バターを落し、にじます、2匹を並べ、強火で数分。
ごげ具合を見て(きつね色)、形がくずれぬよう、
慎重にひっくり返す。
もう片面も、同じく、きつね色まで。

ここで、胡椒、臭み抜きに、タイムを振る。
焼いているうちに、バターが蒸発しているので、
ソース用に、再度、バターを落す。

ここから、中まで完全に熱を通すため、蒸し焼きにする。
ワインがよいであろう。
白がいいのだが、生憎、ない。
赤ワインを入れ、
冷蔵庫にあった、エノキダケも付け合せに一緒に蒸し焼きにしよう。

フタをして、数分。
ソースが煮詰まってきた。
もう大丈夫であろう。

完成。かぶ、えのきを添えて、盛付ける。

食べる
本当は、生の、タイム、ローズマリーでやりたかった。
ワインも白ワインで。

しかし、充分、うまいものが、できた。
にじますも、川魚、特有の臭みがあるが、まあまあ、良い感じ。
、イメージどおりパリッと仕上がった。
タイムも、かけすぎると、逆に、嫌味な味になってしまう。

にじますのムニエルは、日光金谷ホテルだったか、箱根富士屋ホテルの(あるいは、両方。)の名物であったと思う。
もちろん、行ったことも、食べたことはないが、
そんな、日本の、古き良き、リゾートホテルを想像して作ってみた。
一匹\80にしては、上出来である。


※平均点  2.588      合計 34人

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