断腸亭料理日記2007
1月30日(火)夜
少し、無沙汰をしていた仕事関係の友人と呑むことになった。
筆者には珍しく、新宿。
西新宿のパレットタウンの地下。
自ら新宿まで呑みにくることは、最近はほとんどなくなった。
上野、浅草、せいぜい銀座、で、ある。
焼鳥屋、こけこっこ、と、いうところ。
ここのご主人は、元、世田谷の駒沢でフレンチの
オーナーシェフを長いことしていたという。
その店を閉め、`05年、50にして、ここに焼鳥屋を始めた、
ということらしい。(後述)
パレットタウンは、さくらやが入っているビルだが、
大江戸線を使う筆者には、便利な場所でもある。
大江戸線側からだと、とば口にある。
カウンターとテーブル席もあるが
いたって小さい店である。
新しいだけあって、アンダーな照明でこじゃれた内装
ジャズが流れている、、、。
テーブル席を予約した、ということで、
カウンターとは別の入り口から、入る。
まず、ビールをもらい、お通し。
砂肝を甘めの薄味で煮てある。
皮のポン酢
レバ
基本的にここは、つくね以外は、すべて塩、だそうだ。
半生、というよりは、ほとんど表面を炙っただけ。
うまい。
ぼんぢり
尻尾の付け根の肉で、一羽からいくつも取れないというものらしいが、
最近は焼鳥屋では少し見かけるようになったような気もする。
軟骨よりも柔らかい食感で、ほどよい脂。
皮
写真を撮り忘れたが、地鶏の卵黄が添えられた、つくね。
↓ここに
なす
無造作に大きめに切って、ただ焼いている、ようにみえるが
蒸し焼きなのだろうか、ほっこり。さすがに元フレンチのシェフ、
と、いうことか。うまい。
皮付きそり
「そり」は
「ソリレス(Sot-l'y-laisse)は、フランス語で、
直訳すると「お馬鹿さんは残す」という意味。
ももの付根の骨のくぼみに付いている丸い肉のことで、
探しづらく骨からはずしにくいため、この名がついている。」
ということらしい。
柔らかな食感が、なるほど、というところ。
ビールから焼酎、さらに、ワインに戻って、、と、
かなり酔っ払ってしまった。
五反田に、ほぼ似たようなメニューで、
たかはし、という名前でもやっているようである。
(よくわからないが、五反田の方が前出のシェフ本人の店
かもしれぬ。ブルータスの記事では、五反田の方が後で、
『独立して』、とあるので。)
安くもないが、このての店にありがちな
高ビーな感じもさほどなく、どれも、きちんと、うまかった。
なかなかよい店ではなかろうか。
こけこっこ
TEL 03-3345-1141
〒160-0023 東京都新宿区西新宿1丁目1−1
新宿パレットB2
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