断腸亭料理日記2006

肉じゃが

10月6日(金)夜

一週間が終わった。

筆者の勤める会社は、3月、9月の決算で、半期が終わった、
というタイミングである。

終わった前期のまとめと、これから3月までの今期の目標、スケジュール
などなど、の会議が今日あった。
通常の仕事と、この会議の準備などで、今週はそこそこ忙しかった。

筆者の業務は数字で結果が出るものではないが、
まあまあ、そこそこの成果が出た、といえる状態で、報告はできた。

その会議の後、午後から外出。

ものすごい、風雨。
5mも歩けば、ズボンはずぶ濡れに。
たいへんな一日であった。

さて、夜。
腹が減った。なにを食べようか。

肉じゃが、で、どうだろう。

拙亭では、肉じゃがは、内儀さんが作る。
多分、好きなのであろう。

よく作るので、筆者は作らない。そういうことになっている。

帰り、ショップ99に寄る。
小ぶりのメークイーンがあった。
男爵もあったが、肉じゃがであれば、煮崩れしにくい
メークイーンでよいだろう。

ショップ99は、いわゆる¥100コンビニで、
生鮮も置いている。
それ程よいものは置いていないが、
普段食べるものとしては、特段、問題はない。
大量に必要なわけでもないし、野菜に限らず、乾物なども
やはり、割安なものは多い。

帰宅。

小さい分、随分数はあるが、まず、たわしでよく洗う。
今の時期は、新じゃが、と呼んでよいのであろうか。
こぶりなので、皮をむかず、そのままでよかろう。

冷凍庫に豚ロースのスライスがあったので、
これを使う。

じゃがいもは小さいが、丸のままなので、
今日は、圧力鍋でいってみよう。

玉ねぎ。圧力鍋を使うので、大きめに切る。

圧力鍋に水、じゃがいも、玉ねぎ、肉を入れ、
水、しょうゆ、砂糖、酒。

煮立ってきたら、味見。

OK。

蓋をして、加圧。

蒸気抜きから、蒸気が抜け始めたところで、弱火。

ここから、10分くらいであろうか。

10分で、火は止め、放置。
圧が下がるまで、余熱調理。

放置、20分。

よいかな。蓋を取る。

箸を通してみる。じゃがいもは、火が通っている。
玉ねぎは、大きめに切ったが、煮崩れてしまった。

味見。

肉は、ロース肉のため、脂が少ない。
もう少し脂があってもよい。
また、圧力鍋は煮詰まることがないので、イメージよりは
味が薄目になってしまった。

少し砂糖を足し、ラードも追加する。
しばらく、蓋をしないで、煮る。

いいだろう。
盛り付け。

皮のままである。ホクホク。
味が染みた肉じゃがとは違うが、これはこれで、うまい。

肉は、ちょっと加熱し過ぎ。
塊ではなく、スライスで、
いわゆる、レトルトの肉にようになってしまった。

圧力鍋も、なかなか難しいものである。
じゃがいもに、焦点をあてていたため、
玉ねぎと肉は、いきすぎてしまった。

芋だけを先に、圧力を掛けて煮、後から玉ねぎ、肉を入れる、
あるいは、その逆、軽く煮て、玉ねぎ、肉を出してから
圧力を掛ける、のか。
かえって、面倒なような気もする。

まあ、いいか。
今日は、じゃがいもがうまかったので、それでよしとしよう。

5〜6個、食ってしまった。

今日は疲れたが、なんとなく満足した気分である。



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