断腸亭料理日記2006
11月18日(土)第二食
第一食は、冷や飯を温めて昨日の〆鯖と鰹を食う。
〆鯖は、やはり、一日たったくらいが、ちょうどよい。
今日は家で、仕事。
午後、鯖味噌を作ろうと思い立つ。
早く、作っておかないといけなかろう。
飯がなくなっていたので研ぐ。
ひやかしておく。
30分。
炊き始める。
炊けるまでの間に、落語の稽古に出る。
このところ、バタついていて、なかなか稽古ができなかったが、
それでも時間を見つけて、銀座を歩きながら、
昨日などもやっていた。
以前に書いたこともあると思われるが、
落語の稽古は、歩きながらすることが多い。
ブツブツいいながら、歩くわけである。
歩くリズムがちょうど落語のリズムに合っている。
また座ってやるよりも集中できる。
今日は、落語本編だけでなく、枕、というのか、
噺の前になにを言おうか、なども考える。
そして、喋ってみる。
しかしまあ、人通りが少なければよいのだが、まわりに人がいると、
多少、声も出ているので、ちょっとヘンな奴になっている。
元浅草、小島など近所を一時間ほど一回り。
帰りに、ハナマサで、切れていた料理用の安い酒を買う。
帰宅。
飯は炊けている。
鯖味噌。
霜降り用に湯を沸かす。
昨日おろし、二つに切った鯖は、血も出ているので、よく洗い、
笊にのせ、湯をかける。
すぐに冷水に入れ、崩れぬように慎重にあらう。
鍋に水を入れ、鯖を並べ、点火。
温まってきたら、調味料を入れる。
味噌は今日は、赤味噌(八丁味噌)を3に信州味噌1程度の割合。
酒、砂糖。しょうがもスライスし、入れる。
煮立ってきて、味見。
これも、濃い目、それも、甘めがよい。
アルミホイルで落としぶたをする。
ここから、5〜6分。
煮魚は煮過ぎない。
やはりこれが鉄則であろう。
よいだろう。
残っていた、〆鯖、鰹も出す。
温かい飯と鯖の味噌煮。
実にどうも、うまいものである。
〆鯖は、これで終わりだが、
このくらいたつと、〆加減は、ちょうどよい感じかもしれない。
これだけ楽しめて、¥250は、
安かろう。
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