断腸亭料理日記2006

牛込南山伏町・

フランス料理・ラ・ビチュード

3月15日(水)昼

来ていなかったわけではないが、少し間が開いてしまった。

牛込ビストロ銀座の、ブラッスリー・グー

と同様の、¥1000ランチを続けている、もう一店。
ラ・ビチュード、で、ある。

そろそろ、桜花も咲きそうである。
暖かいお昼にこのあたりの路地を歩くのは気持ちが良い。

二十騎町やら、山伏町、このあたりは、その昔はその名の通り、
旗本達の屋敷があった、屋敷町。
基本的な町割は、今でも変わっていない。住む人が代わっても山手の屋敷町。
牛込第二中学校やら、NTTの社宅やらには、大きな古い桜の樹も多い。
そして、桜以外にも、筆者が住む浅草など下町にはない、
庭木の緑が多いのも特徴である。

今は、沈丁花の時期であったのか、、。
このところ、心忙しく、花になどに目が行かない日が続いていた。
強い香りに、あらためて、気が付いたりする。

さて、ラビチュード、で、あった。

ここは、席数も多いので、一杯になる心配はあまりない。
12時ちょい過ぎ。一人で来てみた。

なにがよかろう。

前菜は、、、下仁田ねぎと生ハムのサラダ。

主菜は、、、ホロホロ鳥のロースト、なるものがある。
ちょっと引っ掛かる。
食べたことがないが、、どんなものであろうか。

聞いてみると、これは焼くのに30分はかかるという。
うーむ。しかたない。あきらめて、豚肩ロースのソテーにする。

前菜。

生野菜の上に、生ハムが載っている、、が、ちょっと、貧弱。
食べてみる。
色が濃く、少し堅め。きっと、ものは良いのであろうが、
味がわからない。
¥1000では、この量、ということであろうか。
野菜を食べていくと、一番下に、ねぎがあった。

茹でてある。
これは、うまい。
甘く、ねぎらしい香りが、実によく、うまく仕上げられている。

さて、主菜。


これは大きい。そして、厚みも2cmはある。
付け合せは、にんじん、えんどう、マッシュポテト、ブロッコリー。

マッシュポテトは、いもの形が少し残っているもの。

肉の上には、黒いソースが散らされている。

食べる。

甘ずっぱいソースである。
バルサミコに、、、ビートが入っているのであろうか。

豚肉には甘ずっぱいソースがよく合う。

切ってみると、中は、軽く赤みも残っている。
旨み充分で、なかなか、うまい。

食べ応えもあり、期待通りで、ある。


ブラッセリー・グーと、つい比較してしまうが、
東京のレストランとして、この内容で、¥1000は、
十二分に立派である。

今日も、よい昼飯であった。


ぐるなび



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