断腸亭料理日記2006

浅利むき身

6月3日(土)第二食

さて、土曜日。

今週の路麺、第一食は、三ノ輪長寿庵

自転車。天気もよく、さわやか。
帰りに、浅草六区を回り、夏用の襦袢を買って帰宅。
しばらく、日記書き、他。

一度に済ませておけばよかったと思ったが、午後、
今度は扇子を買いに、再び、六区まで。(稽古を兼ね徒歩。)

扇子も落語用のもの。
落語に使う扇子は一般のものとは違う。

高座扇(こうざせん)などと呼ばれている。
さほど高価なものではない。それでも少し前には
¥1000くらいであったように思うが、
伝法院通りの扇子屋で、¥2000する。
今、一本はあるのだが、それはさる師匠からいただいたもので、
消耗品でもあり、なくしても困るので、新しいものを二本買っておく。

帰宅。

夕方。

汗もかいた。一杯やろう。

このところ、冷蔵庫の掃除で、あまりもの、残りものの
始末が続いている。
今日あたりが最後であろう。
まだあった、浅利むき身。
これは、いつであったか、2〜3日前にしょうゆと酒に、
しょうがを入れて、軽く煮ておいたものである。

元は、浅利のぶっかけ用のものであった。

このときは、味噌味で作ったが、今回はしょうゆ。
前にも書いたが、しょうゆ味の場合は、浅利には苦味のようなもの
があるので、しょうがを入れた方が、うまい。
浅利の佃煮などにも、しょうがは入っていたと思う。
しょうゆ味の場合には、しょうがは不可欠であろう。

このままでもよいのだが、ねぎ、を足そう。
浅利を再加熱すると、水分が抜け、縮んでしまうので、
つゆだけ分け、ここにねぎのぶつ切りを入れ、レンジ加熱。
合わせた。

漬けてあった、瓜の雷干しのしょうゆ漬け、はぜの佃煮なども出す。

やはり、茶碗酒、で、ある。


別に、どう、ということもないものだが、こんなつまみが、どうにも、
うまいものである。

茶碗酒、二、三杯。

いい心持で、寝てしまう。



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