断腸亭料理日記2006
7月21日(金)夜
夕方、オフィスで雑誌AERA(7/24号)をパラパラと見ていると、
最終ページに目が止まった。
どの週刊誌にもあるが、いわゆる、連載のグルメ記事である。
AERAの場合は「逸皿逸杯」というタイトル。
名店のまかないご飯と合うワイン、というもの。
まかない飯というのは、うまいもの、というのは知られているが、
こんな連載があるのは知らなかった。
今週号は、広尾のフレンチ「アラジン」の川崎シェフ。
ポムドテールは、じゃがいも。
ブランジェール、というのは、パンや。
じゃがいも、のパンや風、ということなのだろう。
じゃがいもと肉の白ワイン煮込み。
なぜパンや風かというと、仕事が終わった釜の余熱で
煮込んだのがもともと、ということらしい。
家庭料理でもあるという。
煮込むものは、鶏肉でも豚でも羊でも、魚でも、なんでもいいらしい。
これは簡単で、うまそうである。
今日はこれを作ってみよう。
帰り道、骨付き鶏もも肉(冷凍)をハナマサで買う。
帰宅し、作る。
まずは、骨付き鶏もも肉二本を解凍。
塩胡椒。
にんにく1かけらを潰し、煮込み鍋にオリーブオイル。
弱火で、炒める。
ここに、皮目から、骨付き肉を入れ、焼く。
裏も。
一度、肉を引き上げる。
玉ねぎ半分、ジャガイモ二個。それぞれ、スライス。
ジャガイモは火が通りやすいように、3〜4mmの厚さ。
玉ねぎは5mm程度。
玉ねぎから炒める。しんなりするまで。
ここに、じゃがいもを入れ、少し炒め、塩胡椒、
タイム、ローリエ。
上げてあった肉を戻し、白ワインを適量。
(AERAのレシピではジャガイモ6個で250cc)
ふたをして一度煮立てる。
水をヒタヒタよりも少ないくらい、入れる。
後は、ジャガイモが柔らかくなるまで煮る。
(この時、ふたはしない、方がよいようである。
どちらかというと、煮詰める、という感じ。
今回、ふたをしていたため、たいして煮詰まらなかった。)
時折、均等に煮えるように、骨付き肉をひっくり返す。
特に、難しいコツはないと思うが、
ジャガイモが少し崩れはじめるくらいまで、
じっくり、煮込んだ方がよいようである。
20分ほど。
よいかな。
この記事では、白ワインのなんとか、に、合わせる、
ということであったが、ワインに趣味はないので、
今日は、チューハイ。
これ、簡単であるが、そうとうにうまい。
ポイントは、タイムと白ワイン、であろう。
なにがどう、と、味を文字で表現できないのだが、
それなりに、フレンチっぽくなっている。
いやいや、さすが、まかない。おそるべし、で、ある。
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