断腸亭料理日記2006
1月29日(日)第一食
さて、今日は、久しぶりの「チューボーですよ!」再現シリーズ。
今週は、「和風ハンバーグ」で、あった。
昨晩、寝る前、「よし朝起きたら、作ろう!」と、
思っていたのであった。
少し前から、ハンバーグが食べたくなっていたのに、
テレビがシンクロした、と、いうようなことでもある。
8時頃、材料を買いに出る。
近所には、ハナマサをはじめ、24時間営業のスーパーもいくつかある。
たかをくくっていたのだが、偶然であろうが、意外にも、
合挽きが、どこへいっても切れており、ない。
結局、鳥越から、西浅草、東上野まで、
寒い中を自転車で走り回る羽目になってしまった。
さて、帰宅。
苦労して調達した、合挽き肉300g
まずは、先に、たれ、用の出汁を取る。
昆布と、鰹。
濃い目に取って、冷ましておく。
玉ねぎ小半個、みじん切り。
よく炒める。
挽肉に、炒めた玉ねぎ、全卵1個、パン粉、塩、胡椒、
オールスパイス、ナツメグ、オレガノも入れ、よく練る。
ガーリックは、なんとなくやめる。
すべて、分量は目分量。
香辛料は、なんとなく、匂いをかいで確認。
塩は一つまみ。
大根おろしもおろしておく。
付け合せは、毎度のフライドポテトでよかろう。
揚げ油を用意。
出来上がりを揃えなくてはいけない。
たれを完成させる。
出汁に、濃い口しょうゆ、そして、先日の、たまりしょうゆ
しろしょうゆ、も入れてみる。
カボスなどないので、レモン汁を少し。
巨匠のレシピでは出汁5に対して、しょうゆ1である。
さほどに、濃くはないと思われる。
ハンバーグを成型する。
作り方通り、手に油を塗って300gをまとめる。
今日は、これ、1個、1人で食べるつもりである。
「小判型に広げヒビ割れを埋めたら、
外側に壁を作ってうま味流出を防止する」と、してある。
これは、意外と、コツかもしれない。
焼いているうちによく崩れる、のである。
フライドポテトと同時進行。
鉄のフライパンを煙が出るまで熱し、気持ち、冷ます。
このフライパン、もう、くっつく心配は、なくなっている。
油(ラード)を敷く。
強火、と、書いてあるが、弱火で、じっくり、
に、する。
ん?のんきに構えていたらフ、ライパンから煙が、、、、。
慌てて火を止め、ひっくり返す。
ちょっと、焦げた、が、まあ、許容範囲であろう。
フタをし、火を一度止め、余熱にする。
何回か、付けたり消したりを繰り返し、
じっくり、熱を通す。
火の通り具合は、「中央を押して弾力を確かめ」、、で、
ふんわり、、であったか、、、?
よいであろう。
ブランデーを入れ、フランベ。OK。
皿に取って、大根おろしを載せ、たれ、をかけ、
フライドポテト、を、添える。
完成。
さて、今日はビールはなし。
コーヒーで。
食べる。
む、、、。薄い。
味が薄い。
大根おろしを、絞っていなかった。。
びしゃびしゃ。
ハンバーグ自体の味は、なかなか、よい。
ナツメグなどのスパイスの具合も、わるくない。
うーむ、これは、どうしたらよかろう、、、。
作り方を見直してみると、たれは、先にフライパンに入れる、
のであった、、、。
しかし、まあ、これは、さほど影響はなかろう。
たれが薄い、、と、いうことも、あろうか、、。
そのままなめると、かけそばつゆより、少し濃い感じ。
どうなのであろうか、、、。
同じ様におろしを入れる天つゆ、のイメージであれば、
ざるそばのつゆ、程度まで、濃くてもよいかも知れない。
仕方ない。とりあえず、ハンバーグの上からスプーンで
おろしを押し付け、絞り、つゆは、飲んでしまう。
もう一度、たれを、かける。
もう、なんだかわからない、味になってしまった、、。
やっぱり、薄かった、かなぁ、、。
しかし、和風(大根おろしの)ハンバーグ、
考えてみれば、いい加減なメニューではなかろうか。
きちんとした、洋食のメニューでもなし、むろんのこと
和食でもない。
まあ、ファミレス、の、メニューである。
と、負け惜しみをいってもダメ、である。
今日は、断腸亭、失敗の巻。潔く、敗北を認めよう。
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