断腸亭料理日記2006

チキンライス

2月19日(日)第一食

昨日は、ふぐを食ったあと、
めずらしく、友人夫妻と西浅草のバー、
「バーリィ浅草」へ行き、帰宅後、すぐ寝てしまう。

(この「バーリィ浅草」は先日書いた、むぎとろ
の経営で、浅草にしてはめずらしく(?)普通の大人のバーである。)

さて、この、寝る前、なのか、起きる前、なのか、
定かではないが、夢現(ゆめうつつ)の中で、
チキンライスが、食べたい、と考えていた。

筆者、チキンライスが、好きである。
かなりの好物、と、いってもよかろう。
まあ、ケチャップライスである。子供の味覚であろう。
洋食屋では、かなりの頻度で頼むメニュー。
(ヨシカミのものが、味が濃く、よい。)

04/1/9

ヨシカミ05/12/13

そんなわけで、朝、起きて、、チキンライス、、で、ある。

冷蔵庫に、冷ご飯があることを確認。
冷凍庫に、鶏肉も凍っている。

作ろう。

鶏肉を解凍。
細かく切る。
玉ねぎ、みじん切り。

フライパンを煙が出るまで一度熱し、
油を敷く。

鶏肉から、炒める。
そこそこ火が通ったら、
玉ねぎを入れ、さらに炒める。

塩胡椒。
そして、ブランデーを入れ、
フランベ。

なにも、チキンライスごときで、ここまでしなくともよいが、
これは、ヨシカミの真似である。
赤ワインでも味が濃くなって、よい。

そして、火を止め、冷ご飯投入。
固まっているご飯を、しゃもじの平たい部分で、
丁寧に、押しながら、ほぐす。

ほぐれたら、ケチャップ。
よく混ぜる。

ヨシカミなどで、プロの手際を見ていると、
この部分、瞬く間に、ちゃっちゃっと、やってしまう。

筆者の場合、ご飯をほぐすのにも、時間がかかるし、
ケチャップを入れて混ぜるのにも、手間取ってしまう。
このため、飯が柔らかくなり過ぎたり、
ケチャップが焦げるので、火は、点けたり消したり。

また、少し、飯の量も多く、鉄のフライパンは、
なかなか、重く、たいへんでは、ある。

ともあれ、完成。

随分、大量にできてしまった。

コーヒーをいれて、食べる。

しかし、チキンライスというもの、うまいものである。
なぜこんなにも、うまいのであろうか。

いい大人が、こんなものを、うまい、と、いうのも、
どうか、とも思うが、うまいものは、しかたがない。

チキンライスは、筆者の子供の頃は、
旗の立った、お子様ランチの型抜きのご飯、であったように思う。
しかし、筆者の場合、これではない。
ほとんど、お子様ランチなど、食べさせてもらった記憶などない。

理由はわからぬが、好きなもの、なのである。

きっと、筆者にとっては、爺さんになっても
好きなものの一つなのであろう。



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