断腸亭料理日記２００５

上野・焼肉・じゃんじゃん亭

9月23日祝日（金）夜

随分前に、週刊誌に載っていたところで、
行ってみようと、思っていながら、忘れていたところである。

上野二丁目。またまた、例によって、これではどこだかわからない。
旧町では、元黒門町である。これもわからないか、、。

どうでもよいが、台東区の旧町名を復活させる会、でも作ろうか。
あるいは、台東区は、ほとんどのところが、
旧町で町会が組織されているので、
町名＝町会名にしよう、会、でもよかろう。
例えば、上野二丁目ではなく、上野の名があった方がよければ、
上野元黒門町、でもよいではないか。
戦後、由緒ある、歴史のある名前を簡単に捨ててしまった損失、
このことである。

しかし、筆者、なにも、単なる懐古趣味でいっているだけではない。
春日通りの北、不忍池との間が上野２丁目であるが、
上野２丁目では、人に説明するのにわからない、といっているのである。
新興住宅地で、旧町名のないところならいざ知らず、
立派なものがあるではないか。
（黒門町の由来は、想像の通り、東叡山寛永寺黒門前の町である、こと。
「下谷・浅草町名由来考」S.42 台東区発行より）
また、今のこのあたりと、元黒門町のイメージがまったく違うではないか、
と、いう声が聞こえそうであるが、
それはそれでよいのである。おもしろいではないか。
そこが上野のよいところであるし、筆者の好きなところでもある。

一方、今の町名の利点はなんであろうか。行政上の利便であろうか。
郵便や宅急便を配りやすい、ということであろうか。
もちろん、戻すことの様々な混乱と費用は、あろう。

しかし、台東区、上野・浅草の活性化を考えるのであれば、
これも一つの手段ではなかろうか。伝統を現代に！（？）
（どっかで聞いたような、文句である、、。）
地元を愛する者の一つの提案である。

ともあれ、焼肉のじゃんじゃん亭である。

池之端仲町通りを広小路から入り、
一本目の路地を左に入った右側。
（ようは、酒悦や、鈴本の真裏、で、ある。）
かなり歩きずらい場所にある。

妻と共に、自転車で出かける。

祝日の夕方、上野御徒町界隈は人出が多い。
廻ればよいのであるが、キムチ横丁を抜け、昭和通りを渡り、
丸井裏、このあたりで、自転車は乗っていられない、降りて押す、
海苔屋のガードをくぐり、ヨドバシのちょい北に出る。
交差点を渡り、仲町通りに入り、自転車を置く。
元浅草の拙亭からだと、このルートが、最短である。

この界隈はキムチ横丁以上に、
焼き肉屋の多いところでもあろう。
前に、このあたりでコレア風鍋を食べたこともあった。
（これも、うまかった。）

ここは、大きくもないが、小さくもない。きれいである。
入って右側に座敷。左側にテーブル席。
すべてのテーブルに、煙突のような、ダクトのようなものがついており、
その煙突の吸入口の下、テーブルの上に、七輪を置くようである。

とりあえず、ビール。

さて、なにがよかろう。
モツが豊富にある。
塩ホルモン。これは、シマチョウ。
牛マルというもの、。小腸。味噌味で。
そして、今日は、奮発しよう、特選黒毛和牛上カルビ。￥２５００也。

キムチと、チョレギサラダ。

シマチョウ。