断腸亭料理日記2005

神田・三崎町・路麺・とんがらし

8月23日(火)

今日は、昼から、飯田橋二丁目方面に用事がある。
(ガーデンタワーのちょっと南の方である。)

この辺りで昼飯、と、なると、ラーメンの、しる幸
と、いう手もあるが、
久し振りに、やはり、ここは、東京路麺界最強の店、
に、ご挨拶をせねばなるまい。

いわずと知れた、とんがらし、である。

前回

13:00過ぎに到着。
夏は、店内は冷房が効いており、自動ドアである。

夏以外であれば、店の奥の注文口から列ができ、
外まで続いているのであるが、
冷房と、自動ドアの影響で列は途中で途切れ、
店外にまた列、と、なっている。
店内の列は4〜5人。

暑さの中、外で、待つ。
順番に、中へ入る。

この店の身上は、完全に注文が入ってから天ぷらを揚げ始める。
このため、この列になるわけである。
今日、測ってみると、一人あたりの調理の時間が、3分程度かかるため
4〜5人の列ならば10分以上、かかってしまうのである。

早い、安いの、立ち喰いそばやとしては、そもそも、矛盾した店である。
しかし、そこまで待っても、食べたい。
食べる価値がある、そういうことである。

さて、今日は、冷やしで、
えび天、ナス天、いか天の盛り合わせ、ひもかわにしてみた。
盛、ではなく、どんぶりの、かけに。
これで、「盛り合わせ」¥470に冷やしで、+¥40である。



まずは、毎度のことであるが、このボリュームでこの値段。
まったくもって、恐れ入るばかりである。

手前側にえび天が5つ。
奥に左側から、縦に1/3か1/4切り、の、なす天が3つ。
隣りにいか天が1本。
縦にどんぶりから飛び出して、載せられている。

まさに、こて盛。
下の、ひもかわ、が、見えない。

そして、完全、揚げ立て。
すばらしい。

まずは、なす天から。
なす天は、比較的薄衣で、さくさく。
じんわりと、うまい。

えび天。こちらは、ちょっとほぁっとした、衣で
えびは、プリプリ。

少し、天ぷらをよけて、ひもかわ。
ひもかわの、冷やし、と、いうのも、また、うまい。
汁は、キリリ。

たまらない、うまさ、で、ある。

なにも、いうことがない。
これ以上の一杯が、あろうか。

まさに、最強。

浅草千束・ねぎどん

田端・かしやま

この二軒は、路麺では最近の筆者の、土曜日の、フランチャイズ的存在である。
どちらも、それぞれ、ちょっと方向は違うが、うれしい路麺である。

しかし、三崎町・とんがらし。やはり、別格。
味、量、どれをとっても、最強。
ぐー、ともいわさない。

押しも押されぬ、大横綱で、あろう。



とんがらし
TEL 03-3234-1610
〒101-0061 東京都千代田区三崎町3丁目2−10


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