断腸亭料理日記２００５

カレー・デリー・上野店

8月9日（火）夜

残暑お見舞い申し上げます。

いつの間にか、立秋になってしまった。
今日は、パラパラと雨も降ったが、
東京は、相変わらず、暑い日が続いている。

もう、はっきりいって、うんざり、で、ぐったり、である。
先週まで、仕事が忙しかった、というのもあるが、
本当に、暑さには弱くなってしまった。

なにを食べようかと考えても、カレー以外には、思い浮かばない。
それも、デリーのカシミール以外には、ない。

実は、先週の土曜、秋葉原練塀町のジャイヒンドへ
妻と共に行っていた。もちろん、うまいのであるが、
濃い目のこってりした、ジャイヒンドのカレーを食べていると、
どうしても、デリーのさらさらで、飛び切り辛いあの、
カシミールが、食べたくなっていたのである。

大江戸線、上野御徒町駅を出て、春日通りをテクテク歩き、
デリーに辿（たど）り着く。

20時前、ほぼ満席。
カウンターに座る。

注文は、ビールの付いた、タンドリーチキンセット。
￥１７００

タンドリーチキンとサラダ、好きなカレーを一品。
カレーはもちろん、カシミール。

ビールと、タンドリーチキン＆サラダが銀（？）の皿で出てくる。

どうでもよいが、インド料理店は、銀、あるいは銀ライクな食器が
多いような気がするが、どうしてであろう。習慣なのであろうが。

ともあれ、ビールが、うまい。

ココナッツミルクの風味のきいた、タンドリーチキンもうまい。

さてさて、カシミールである。
濃いこげ茶色と、この香りはなんの香りであろうか。
独特の香り。どうにも、食欲をそそる。

スプーンにライスをすくい、その上に、シャバシャバの
カレーをかけ、口に運ぶ。

舌が痺れ、口中から、食道、胃の中までスーッと辛さが広がっていく。

そして同時に、辛さは、頭の後ろから、こめかみへ。

夏には、これ以上ない、うまさ、である。

しかし、筆者、最近この辛さにも、慣れてきているような気がする。

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さて、明日より、筆者、１週間ほど、夏休みに入ります。
再開は、正確な曜日は未定ですが、来週末の予定です。
夏休みに入られる皆様には、よい、夏休みを！。
お仕事の方々は、残暑きびしい折柄、お身体にはお気を付けて。

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