断腸亭料理日記2005
5月7日(土)昼
連休もあと二日を残すだけになってしまった。
昨夜、連休で帰省していた、妻が帰京。
第一食は、例によって、千束・ねぎどん。
午前中は、昨日からの雨が残り、肌寒い。
今日は、温かいそばで、月見に桜えびかき揚。
なぜ、こんなにうまいのであろうか。
しみじみ、幸せを感じる。
なんの文句もない。
さて、昼である。
天気もよくなってきた。
銀座にカレーを食いに行こう。
(お気付きかも知れないが、筆者、カレーも好物である。)
連休でなければ、あちらこちらと、食べにいけない。
場所は、銀座インズ。
そう、あの、ジャポネもインズ、である。
昼過ぎ。
今日は、妻も一緒のため、車で出る。
屋根を開けると、5月の日差しがまぶしい。
外濠通りのパーキングメーターに停める。
店は、アショカ。
銀座の老舗であった。しばらく前に閉店し、
新宿のヒルトンだけになっていた、ようだが、このインズに
再度開店していたらしい。
情報は、◆毎日カレーとタイ料理◆
この方、表題通り、カレーとタイ料理専門にブログを書かれている。
知識の豊富さは、抜きん出ている。
土曜のためか、ランチでも通常価格のようである。
書かれていた、ドーサセットを頼んでみる。
大きな巻物のような焼きもの、である。
これが、ドーサ、らしい。
セットはこの他に、カレーやライスのようなものが何品か付いている。
こんなものは、始めてである。
ナンやチャパティは、日本でもよくあるが、
これは、とにかく、大きい。長さ40cmはあろうか。
厚みは、チャパティよりも厚く、5mm弱。
これを直径は5cm超に巻いている。
横から覗いて見ると、中央付近に、なにか、カレーようなものを
巻き込んでいるようである。
端から、ちぎって食べてみる。
生地は香ばしく焼かれ、ちょっと酸味があるようである。
小麦だけでなく、豆が入り、発酵させてある、とのこと。
これが、酸味であろう。
付いているカレー(これも、豆のカレーである。)を付けて食べると、
なかなか、うまい。
食べ進むと巻かれているものが出てくる。
巻かれていたのは、じゃがいもと、
たまねぎのカレー炒め、のようなものである。
詳しくは、わからないが、これ、あちらでは、
比較的一般的な、おかずでは、なかろうか。
どこか、別の店でも、食べた記憶がある。
また、青唐辛子が、刻んで入れられており、これが辛い。
ちょっと変わっているが、なかなか、うまいものである。
ちなみに、このセット、カレー以外も、すべて豆ベースのおかずであった。
ココナッツミルクでうらごした豆をあえたようなもの、ライスと豆を半分ほど
つぶして、整形したもの。それから、やはり、豆(と小麦?)ベースの
ドーナッツ、のような揚げ物。(これは、しょうがや、先の青唐辛子が刻んで
混ぜ込まれていた。油で揚げてあるため、ちょっと、日本のがんもどき、や
厚揚げ、など、豆腐屋の揚げ物を、思い出した。)
総合して、ローカル色の濃いセットであったようである。
妻は、普通のカレーのセットを頼んだが、こちらは、
ほうれん草のカレーと、大根の入ったカレーと、ナン。
日本人にも、馴染みやすい味付けで、うまかった。
そうであった。
最後の、チャイ。インド風のミルクティーであるが、
スパイスが程よく効いて、これもうまかった。
『募集』
「断腸亭に食わせたい店、もの」、随時、大募集。
あなたのお勧め、ご紹介いただければ、うれしく思います。
その他、ご感想、ファンメール(?)も是非!!
断腸亭料理日記トップ | 2004リスト1 | 2004リスト2 | 2004リスト3 | 2004リスト4 |
2004 リスト5 | 2004 リスト6 |2004 リスト7 | 2004 リスト8 | 2004 リスト9 |
2004 リスト10 | 2004 リスト11 | 2004 リスト12 |2005 リスト13 |2005 リスト14
(C)DANCHOUTEI 2005