断腸亭料理日記2004

牛込細工町

伊料理・カルミネ

10月15日(金)昼
1988年創業。18年になるらしい。

各種メディアにもよく登場し、支店も多く、知らない人はいないくらいに
有名になっている、カルミネおじさんの店の本店

1988年、昭和63年。というと、筆者の入社3年目の年。
その当時は、まったく、意識していなかったし、また、関係もなかった
と思うが、今思い返すと、バブル景気真っ只中。

また、翌年1月、昭和天皇の崩御、平成となる。
この年は、いわゆる、自粛、ムード一杯の年。

マガジンハウスの雑誌「Hanako」創刊。ベストセラーは村上春樹の
「ノルウェーの森」。流行語に「おたく族」。
子供は、ミニ四駆。そんな年。

オフィスのそばでありながら、できた年は、まだ、存在は知らなかった。
1、2年後、妻との、特別な食事などで、行っていたように思う。
(若かった・・・。)
バブルのイタメシブームと共に、有名になった。

毎度書いているが、この界隈、牛込中央通りを中心に、
ビストロ、レストランの密集地帯になっている。
古い方ではここ、カルミネ、フレンチのル・マンジュ・トゥー。

ここ数回訪問している、
ブッラスリー・グー

ラ・ビチュード

ブッフ・ア・ラ・モード

まだ、書いてはいないが、ちょうど、カルミネの真正面に
同じくイタリアンのリストランテ ラストリカート

まだだある。フレンチのビストロ・ド・バーブ。

大江戸線が通るまでは、どの駅からも、15分以上かかる
かなり不便な場所であった。
そんなことも、かえってよかったのかも知れない。
看板も出さないブッフ・ア・ラ・モードではないが、
隠れ家風、知る人ぞ知る、雰囲気を演出するものでも
あったのであろう。また、一軒二軒と、開業するたびに
それがまた、他の店を呼んだのであろう。

さて、カルミネ。
ランチに飛び込んでみると、そこそこ、賑わっている。

¥1500のパスタランチと、¥2000の主菜の付いたランチメニューに
加え、税込み¥1050のワンプレートランチというのがあった。

これにしてみる。

まず、パンが数種入れられた、
篭がドンと、テーブルに置かれる。

今日のメニューは
パンの入ったサラダ、ラザニア、鶏のトマト煮、ポテトで
一皿に、載せられて出てきた。

サラダ。
「パンが入っています。」という。小さくパンをちぎって、
クリームというのか、ドレッシングというのか、で和えてある。
また、酢漬けのオリーブも入っている。

ラザニアは、ボローニャソースがかけられ、
チーズの存在感が高いが、
モッツァレラチーズだと思われ、さっぱりして、
これも、なかなか、うまい。

鶏も、まあまあ。

最後にエスプレッソ。

パンも沢山あり、十分満腹。

ブラッスリー・グー、ラ・ビチュードと
この界隈、なにか、¥1000ランチ合戦が始まっている?

近所の者にとっては、うれしい限り。
他の店も、真似してくれないかな。


ぐるなび


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