断腸亭料理日記2004
7月30日(金)夜
一週間がやっと終わった。
筆者、来週木曜から、二日ほど早く、夏休み。
この暑さでは、夏休みを指折り数えてしう。
今日は何か作ろう。
会社のそばのスーパーに寄ってみる。
このところ気に入っている、豆腐。
奴で食べよう。
それから、冬瓜が安い。
スープに。
スープの出汁用に、鶏挽肉。
谷中(しょうが)。
帰宅。
豆腐は水を切っておく。
冬瓜のスープ。
これは中華風に。
干し海老を戻す。
お椀に湯を入れ、レンジ加熱。
冬瓜の皮を剥き、切る。
鍋に、戻し汁ごと、海老を入れ、水を足し、加熱。
鶏挽肉も、そのまま、入れる。これも、出汁用である。
これは、中華のプロの技でもある。
簡単に、鶏の出汁を取るには、鶏挽肉は便利である。
よい出汁が出る。
冬瓜を入れ、煮込む。
時間がかかるので、豆腐と谷中で
ビールを呑み始める。
奴の薬味は、ねぎみじん切りのみ。
豆腐がそこそこうまいと、薬味などなくてもよい。
この前まで、豆腐は好きでもなかったのだが
やはり、味の違う豆腐というものもあるものである、と
今更ながら、認識している。
いかに、その辺に売っている豆腐が不味かったか、ということである。
水が違う、にがりが違う、など、いろいろ言うが、
やはり、そこそこ高い豆腐は、味が濃い。
冬瓜が煮えるには、時間がかかるものである。
なかなか透明にならない。
30分。
よいか?
塩。味見。
卵二個を溶き入れる。
水溶き片栗粉で、とろみ付け。
もう少し、味が馴染んでからの方がうまそうであるが、
一応、完成。
出汁はよく出ている。干し海老と鶏。
また、今日は、卵でとじたが、鶏挽肉で簡易に出汁を取る場合、
出汁だけを使い、卵を入れない場合には、卵白のみを入れ、漉すと、
濁りのないきれいな、鶏スープが取れる。
卵白がアクなどを吸収してくれる。これも、プロの技である。
ともあれ、今日は、挽肉もそのままで
スープは完成。
追記:翌日、冬瓜に、出汁が染みて、よりうまくなった。
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