断腸亭料理日記2004

牛込南山伏町

仏料理・ラ・ビチュード

2月25日(金)昼
久しぶりに、ラ・ビチュード。

昨、深夜、雨から雪に変わり、
今日も、雨が降ったりやんだり。

寒い。

最近は、ここも、満席のことも多い。
こんな日であれば、座れよう。

さて、前菜。
自家製いのししのパテ マスカット風味の※ヴィネグレット

メイン。
豚肩ロースポワレ・ガルダモンソース

前菜の「いのしし」は、+¥500である。

また、いのしし、豚で、つながっているが、なにか惹かれてしまった。

「いのしし」。
盛り付けが美しい。

中央手前に、パテ。
パテの上には、黒い胡椒と、赤い胡椒
(ピンクペッパー?)の粗挽きがまぶされている。
右脇には、たっぷりのマスタード。
そして、パテを中心に、皿の手前半分に褐色の
ソースが線状に散らされている。

付け合せは、パテ左側に、小さなきゅうりのピクルス、
その奥に、細切りにんじんの酢漬け。
右側に同じく細切りのセロリ・マヨネーズ和え、プチトマト。
そして、皿の奥半分、付け合せ側には、
ピンク色のソースが散らされている。

+¥500だからであろうか、
見た目も、とてもカラフル、力が入っている。

いのししと、豚、と、どう違うのか、というのはわからないが、
特段の、くさみや、くどさ、のようなものもなく、
マスタードをたっぷり塗って食べると、こってりとし、
堪えられない、うまさである。

また、付け合せもどれも、うまい。
特に、マヨネーズのからめられたセロリがよい。

ピンク色のソースは、ラズベリーであろうか。

メイン。
「豚肩ロースのポワレ」

手前中央に肉。
ソースは見た目、しょうゆのような、褐色。

付け合せは、マッシュポテト、ブロッコリー、にんじんのグラッセ、
いんげん、と、もう一種、なんだかわからなかったのだが、
オクラのような味のするもの。
(大きさは、オクラの1/3程度である。ミニオクラ?)
マッシュポテトは、芋の形が残っており、
表面がバーナーで炙られている。

ソース。
食べてみると、やはり、しょうゆが入っているのでは
なかろうか。ちょっと、とろみ感もあり、
ちょうど、豚しょうが焼きの、しょうが、のかわりに
ほんのりガルダモンが香っている、と、いうような感じである。
なにか、安心できる味。

肉は厚み1cm超。ソースと合わせ、味もしっかり付いており
うまい。食べ応えも充分。

¥500増しの威力であろうか、

大満足。


ぐるなび



※ビネグレット:ビネグレットとは(ビネグレットソース、ともいうらしい。)
フランス料理では、本来は、フレンチドレッシング、の意味であるようである。
りんご酢、サラダオイルをベースに、
玉ねぎ、にんにく、粒マスタードなどが入るものをいうらしい。
今日のものは、褐色であるため、バルサミコが
ベースではないかと思う。

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