断腸亭料理日記2004

浅草・洋食

グリル・グランド

1月29日(土)夜
明日は、もっと寒いようであるが、
今日もそれなりに寒い。

寒中である。
寒いのはあたり前であるが、どうも、寒さには弱い。

今年は、ノロウイルスやら、インフルエンザではないが、
変な風邪が流行っている。
筆者も、寝込むほどではないが、喉にくる風邪が、なかなか抜けない。

今日の夜は、妻と、グリル・グランド。

昨年

以前から、妻に行きたい、と、いわれていた。

雨が、降ったり降らなかったり。

自転車でもよいのであるが、寒さに負けて、
タクシー。

浅草観音裏。花街である。
土曜であるせいか、夜のこのあたりは、さすがに、少し、賑やか感じである。

20時。夜は21時まで。
3、4卓が埋まっている。
ここ、2Fもあり、宴会のようなものも入っているようであった。

やはり、ミックスフライしかあるまい。

今日は、これに、えびグラタン。
妻が、サラダといい、シーザーズサラダ(ハーフ)。

寒いが、ビール。

シーザーズサラダ。

パルメザンチーズは、粉ではなく、削ってある。
ベーコンチップがたっぷり。
なかなかうまい。

先に、えびグラタンがきた。

このメニューで、来月、チューボーですよ、に出るようである。

一口食べる。

これである。
この、ホワイトソースの味。
これでなければならない。

濃い。

下町の味、と、言っていいのか、どうのなのか。

とにかく、筆者には、飛び切り、うまい。

えびは、車海老ではないかと思われるが、プリプリ。
食感をとても大切にする、のが、ここの持ち味か。

さて、お待ちかねの、ミックスフライ。

エビ(車海老)。

白身。

牡蠣(2個)。

肉は、今日は豚ひれのカツレツ。

先日同様、どれも、しっかりした、衣。
またまた、ちと、大げさであるが、
この技だけでも、人間国宝ものではなかろうか。

今日は特に、カツレツがうまかった。

衣を噛むと、本当はそんなことはないのであるが、
豚ひれ肉が、口の中で、ふわっと、溶けていくような、
そんな、旨みと柔らかさである。

すばらしい、職人技と、温かい店に拍手。


地図



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