断腸亭料理日記2024
4597号
引き続き、日比谷のグランメゾン[アピシウス]。
昨日は、内儀(かみ)さんと私の肉料理まで。
基本、コースはここまでなのだが、
このあとが、なかなか、長い、のである。
これが、オーセンティックなフレンチレストラン
グランメゾン、というもの、なのであろう。
ちなみに、グランメゾンというのは、この店も自ら
名乗っている。
では、グランメゾンの定義、というのは、調べると、まあ、
なにかオフィシャルなものがある、というわけでも
ないよう。
要は、高級なフランス料理レストランということ
でよいよう。
ただし、和製フランス語らしいのでフランスで使わない
ようにしなければいけない。
要件は例えば、ミシュラン三ツ星だったり、ドレスコード
がある、ウェイティングバーがある、知名度が高い、老舗、
そんなことらしい。
ここも上着着用である。
さて。
デザート準備に、この二つが出る。
手前が、おわかりであろうか、これ。
いちじくのドライフルーツ、向こうはレーズンの
入ったちょっと堅いパン。
そう、これからチーズ、なのである。
なぜであろうか、前にきた時にも出てきたが、
フレンチではチーズと一緒に食べるもの、なのである。
日本のいちじくよりも随分小さい。
なかなか、うまい。
ワゴンで、様々なチーズが運ばれる。
一つ一つ、説明をしてくれる。
が、いい加減酔っぱらっているので、ロックフォールを
入れて、テキトウに三種ほど、もらう。
上がロックフォール。
下が、ちょっとカマンベールに似た感じのもの二種。
内儀さんのもの。
右側、蜂蜜が掛かったもの、おそらく
フロマージュ・ブラン。
イタリアだと、モッツレラだったりブッラータか。
生の、フレッシュチーズ。
ちょっと酸味が少ない、ヨークルトといった感じ。
他二つは、失念。
しかし、なんで、イタリアもそうだと思うが、
食事の後に、チーズだけを食べるのであろうか。
歴史的な経緯がなにかあるのか。
ともあれ。
次は、ケーキ類と、アイス類、コーヒー。
同じようにワゴン一杯の中から、選ぶ。
いや、あまり覚えていないのだが、確か。
写真がなかった。
撮り忘れであろう。
私が選んだのは、これ。
さくらんぼのケーキ。
タルト、といった方がよいのか。
さくらんぼも、国内のものだが、甘く煮てあり、
どちらかといえば洋風のチェリーといった感じ。
アイスは、これ。
この店のスペシャリテ。
バニラ、と思いきや、なんと胡椒。
見た目にはまったくわからないが、胡椒の風味が、
ピリッと効いている。強すぎず、絶妙な塩梅。
ちょっと不思議な感じではあるが、意外にうまい。
普通、白いミルクのアイスにはバニラだが、
考えてみれば、バニラもスパイス。
アイスで胡椒以外の他のスパイスを使っているものも、
多くはないがあるような気もする。
そして、内儀さんは、これ。
普通、かな。
左、白桃で、みぎはマンゴーのシャーベット。
これで、終わるかと思うと、実にまだある。
このワゴン。
マカロンだったり、カヌレだったりの焼き菓子、
チョコもある。
左はゼリー菓子。
内儀さんはもう食べられぬと、スルーしたが
私は一つだけ、もらった。
小さなカヌレ。
ここまで。
メイン料理の後に、チーズから始まり、
ケーキ系、アイス・シャーベット。
そして、お菓子まで。
かなりのボリューム。
ここまでやれば、満足。
テーブルで会計をして、タクシーをお呼びしますか
と、ギャルソン氏。
正直、もう眠かった。
行きもタクシーだったが、いいか。
ともあれ。
フレンチ、まったく知らないことばかり。
たまにはこういう刺激も必要、で、あろう。
千代田区有楽町1-9-4
蚕糸会館ビル地下1階
03-3214-1361
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