断腸亭料理日記2024
4498号
2月2日(木)〜3日(金)
下足とねぎのかき揚げ、というのか、天ぷらが
食べたい。
あれは、なかなかうまかった。
吉池にいつもある、モロッコ産のもんごいかの下足。
解凍ものだと思うが。
あれをまたやろうか。
吉池まで出掛け、もんごいか下足。
これは、年がら年中ある。
ん!。
これもいつもあるが、ボイルされた小ぶりなやりいか。
やりいかというのは、いかにしてはめずらしく、
火を通しても、柔らかい。
が、今日のはちょっと違う。
なんと、子持ち。
これ、いつもアメリカ産と書いてあるが、アメリカのどこ、
なのか。
調べると、やりいかの類は、世界中の温帯の海にいるよう。
ともかくも、希少である。
1パック441円と多少高めだが、十分にリーズナブル
であろう。
いいだこだったり、はたはただったり、
子持ちとなると、一気に値が跳ね上がる。
特に国産のもの。
これももちろん購入。
いかばかり二種。
帰宅。
これがやりいか。
食べたのは、この日の夜食。
洗って、ストックしてある甘いたれをかけただけ。
これは穴子の煮汁を煮詰めたもの。
鮨やでいう、いわゆるツメ。
そういえばこれ、ただボイルしているだけで
あろうか。
子持ちでなければ生のやりいかはなくはないので
自分でゆでたことはあるが、はらわたやらスミやらが
あるはずだが、食べても見当たらない。
取っているのであろうか。
下足を付けたままで取るわけだが、これ、けっこう
たいへんなのである。
さて。
天ぷらは、結局翌日の夜。
もんごういかの下足はこれ。
大根ももちろん買ってある。
今、大根は安い?。
大根以外も、全般的に野菜は安いのではなかろうか。
先に大根はおろしておく。
揚げ鍋にストックしてある胡麻油ベースの
天ぷら油を移し余熱をしておく。
ねぎは洗って大きめに切る。
いか下足も洗って、一口に切る。
一緒に、天ぷら粉をまぶす。
ボールに全卵一個割りほぐし、氷2個。
よく混ぜて、水適量、天ぷら粉で、さっくり合わせる。
油を、再度180℃まで上げる。
上がったら、衣に具を合わせる。
大きなスプーンでいかから投入。
ねぎの青い部分が、火の通りが早いので、
時間差をつけてみる。
タイトルにかき揚げと入れていない。
ほんとうは、かき揚げではあるのだが、
最近、敢えてまとめようとしていない、のである。
衣の堅さは通常の天ぷらと変わらない。
つまり、投入してまとまるかまとまらないかは、
なりゆき。
結果は、
こんな感じ。
まあ、まとまっていない。
白い紙を敷いた皿へ。天つゆは、いつも通り桃屋のつゆ。
出来上がり。
ビールを開けて、食べる。
やっぱり、自分で食べるのであれば、
かき揚げは、これでよいのではないかと
思えてくる。
どうせ崩して食べるのだから。
ねぎも時間差を付けて揚げたのは成功。
うまく揚がった。
さて。
翌日、第一食。
やりいかをもう一回。
飯を炊いて、味噌汁はなめこの赤だし。
煮干の出汁。煮干は、頭と腹を取って、一度軽くレンジを掛けてから
煮る。よく出汁が出る。
漬物は上野[酒悦]の柴漬け。
これもよくできた。
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