断腸亭料理日記2024
今日は、二本。
4510号
2月19日(月)第一食
御徒町・中華[珍萬]
今日は、御徒町の[珍萬]にタンメンを食べに行こう
雨が降ったりやんだり。
今日の気温は15℃を越えている。
先週から、ずっと暖か。
先週15日(木)に春一番も吹いている。
立春をすぎているので、まあ、暖かくともよいのだが、
それにしてもまだ2月、暖かすぎる。
だが、花粉はそう飛んでもいないよう。
これも、どうなっているのか。
まあ、花粉が飛ばなくとも、私など、寒暖差で
鼻炎は相変わらずひどいのだが。
15時前、薄めのステンカラーのコートを着て、
自転車で出る。
[珍萬]はもちろん通しでやっているし、
こんな半端な時刻でも、なかなかのにぎわい。
あいている、カウンターの奥に掛ける。
暖かいので、いつもの太麺の焼きそばも、頭を
よぎったが、やはり予定通り、タンメンを頼む。
きた。
麺。
太くも細くもないストレート麺。
タンメンはやはり、こういうノーマルな中華麺が
合っていよう。
もやし、キャベツなどの野菜と豚肉を炒めたものに
澄んだスープを注ぎ、軽く煮たてたものを掛けたもの。
まったくノーマルなタンメン。
これ以上でもこれ以下でもない。
試みにウィキでタンメンを調べてみると、やはり
そう古いものではなく、戦後、横浜で引揚者が
始めたものが元祖だそうな。
その後、東京などにも一気に広まり、関東で
一般化したよう。
うまいもんである。
きっとこれはなくならない。
薄汗が出るほどになった。
ご馳走様でした。
台東区上野3-28-10
03-3831-8801
さて、夜のために松坂屋へまわる。
今日は、うなぎを家で食べようと、考えた。
この界隈には[登亭]があったのだが、いつの間にか
なくなってしまった。(後で調べたら、移転なのだが、
隣のビルであったよう。気が付いていなかった。)
まあ、そんなことで、松坂屋の地下で探してみる。
うなぎやは、一軒のよう。銀座[鳴門]という店。
買ったこともなかったし、店も知らない。
ここは、イートインもできるよう。
ともあれ。
せっかくなので、蒲焼大串と肝焼きを二本買う。
夜。
蒲焼も肝焼きも、レンジで温める。
一応、ラップをする。
ただ、爆発するので、軽く。
レンジよりも、魚焼きグリルだったり、
直火の方がよかったのかもしれぬ
皿にのせて、付いているたれをかける。
たまたま、冷蔵庫に菊正宗製の奈良漬けが
あったので、出して、切って洗う。
めかぶも。
お膳へ。
(蒲焼の向きが横向きが正しかった。)
肝と蒲焼両方に付いてる山椒を掛ける。
山椒というのは、香りが命。
こうして今は、付いているものは包装がしっかりしており
香りがよい。薬味入れなどに入れて保管している
ものよりもむしろよいのではなかろうか。
ビールを開けて食べる。
まずは、肝焼き。
あえて、なのであろうが、肝焼き自体には
濃いたれの味は付いていない。
フレッシュ、というのもヘンだが、柔らか。
蒲焼も上々ではなかろうか。
銀座[鳴門]というのは、どうも、ふぐやのよう。
新橋寄りの銀座八丁目、昭和8年(1933年)創業という。
こちらも知らなかった。
逆にこの名前のうなぎやというのも上野松坂屋の
地下だけのよう。
よくわからぬが、このふぐやが、松坂屋のテナントとして
うなぎの店を出したのか。松坂屋の地下にいつからあるのか
ここがリニューアルしたタイミングか。
それも、よくわからぬが。
奈良漬け。
毎度思うのだが、なぜうなぎ蒲焼には、奈良漬け
なのであろうか。
考えてみると、東京のうなぎやで一緒に出すところは
そう多くはないと思う。東京のうなぎやで出す漬物は
伝統的に、いわゆるお新香で、ぬか漬けが多かろう。
以前、豊橋駅の駅弁のうなぎ弁当を食べたことが
あるが、あれには奈良漬けと浜納豆が入ってた。
やはり、歴史的に名前の通り奈良漬けは西のもの
であろう。
奈良漬けをうなぎ蒲焼に合わせるのは、豊橋(名古屋)
以西なのか?。
半分はやっぱり冷凍ご飯を温めてうな丼に。
うなぎ蒲焼というのは、そのままつまむよりも、
圧倒的に、たれが染みたご飯とともに食べる方が
うまい。不思議なものである
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