断腸亭料理日記2024

もつ鍋風鍋

4695号

12月8日(日)夜

いよいよ、寒くなってきた。

晴れているが寒い。
今日の最高気温は14.2℃(11時36分)。
ただまだ、平均は13.0℃で、平年よりもちょい
暖かいくらい。

ともあれ、寒いので、鍋にしよう。

今シーズンもいろんな鍋を食べているが、
最も印象に残っているのは、なんといっても
もつ鍋風、鍋である。

食べたのは夏であったが、あれは目から鱗。

博多のもつ鍋というのは、別段、肉はモツでなくとも
なんらかまわない、ということ。

脂のある肉、豚バラを使う。まあ、これもなんでも
よいのだが。
つゆはしょうゆでも味噌でもありだが、ちょっと
甘めにすること。

出汁は、鶏ガラスープの素でOK。

鷹の爪、にんにく(チップ)。
そして、野菜はポイント。
キャベツ、もやし、ニラ。
これらが入れば、博多もつ鍋風、鍋、になる。

これが、うまい。

まったく目から鱗、であった。

ミックス野菜で、野菜炒め用、キャベツともやしが
入ったもの、それから、にら一把。

にらが妙に高い。一把、200円台半ば。
私の印象では、にらは100円台、それも前半では
なかったろうか。

先日、あんこう鍋の[いせ源]では東京の白うどが
なかったし、夏の猛暑の影響がまだあるのか。
米も新米が出ているが、まだ高値のよう。
どうしたことであろう。
毎度いう通り、持続可能ではない安値はいけないが
天候不順などで採れず、値が上がるのは、困る。

ともあれ。にらはこの鍋に、欠かせなかろう。

そして、豚バラスライス。
焼豆腐も入れようか。

こんなところでよし。

夜。

さて、作ろうかと考えて、ふと、気が付いた。

冷蔵庫に先日作った、もつ煮込みがつゆとともに
まだ残っている。

もしかすると、これそのまま使えるのではなかろうか。

甘めの味噌味。にんにくも入っている。

具も柔らかくなったモツと豆腐も残っている。

ただ、煮込みなので、かなり濃い。

土鍋に移し温める。

ちょっと、薄めた方がよいか。
水を足し、煮立てて味見。

これだけでは、なにかバランスがわるい。
塩味を少し足した方がよいか。

しょうゆと信州味噌を加える。

ふむふむ、ちょうどよいかもしれぬ。

辛味も入れねば。
鷹の爪3本と、赤唐辛子粉、小さじ2程。

軽く煮込む。

再度味見。
よくなった。

なぁ〜んだ、これは簡単。

今日はこれでよかったのである。

つゆ自体は、モツ、白コロから出た脂と出汁。
ほんとの、博多もつ鍋風鍋は、鶏スープの素、
であるが、まあ、これもよいだろう。

煮立てて、野菜を入れる。

にらを切る。

豚バラも。

食卓にカセットコンロを用意。

土鍋を移動。

豚バラも投入。

煮えた。

ビールを開けて、食べる。

これは、かなり理想的なもつ鍋風鍋、ではなかろうか。
脂もたっぷり出ている。
だがこれ、モツも入っているので、風ではなく、
味噌味のもつ鍋と、いってよいだろう。
つゆは、濃厚。
野菜もうまい。

まあ、これを再現するのは煮込みからやり直さねば。

 

 

 

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