断腸亭料理日記2023
4414号
引き続き、沖縄慶良間諸島渡嘉敷島のダイビング、
二日目。
昨日同様、渡嘉久湾内と阿波連前のハナリ。
これは全体が、きれいに撮れた。
サンゴの間のミノカサゴ。
そして、これ。
なんだかおわかりになろうか。
沖縄の海では比較的よく見かける。
ウミヘビ。
毒があるので絶対に近付いてはいけない。
イラブー汁といって、干して汁物になるのは
ご存知の通り。
次は、これ。
白と黄色の二匹は、チョウチョウウオの類で、
トゲチョウチョウウオ。
大きくて逆立ちをしているのは、モンガラカワハギの類で、
ゴマモンガラ、なのだが、ちょっと暗くて
身体の模様がわからなくなってしまった。
ダイビングポイントの目印のためにブイを浮かべ、
海底にロープで結んでいるのだが、そこにも
サンゴが付いている。
見事な枝サンゴと小魚。
先にも書いたが、20年〜10年前、世界的にサンゴが
減った時期にここも例外ではなかったというが、
驚くべき速さで復活したという。
このあたり、潮の流れが意外に強く、これがサンゴの
回復が早い要因ではないか、と、ガイド氏。
この岩にも、びっしりサンゴ。
渡嘉久湾内の最大の根。
ここのサンゴは、とにかく見事。
世界に誇れるものであろう。
またいた。
ウミヘビ。
名前はアオマダラウミヘビ、か。
ちょっと角度がわるいのだが、
チョウチョウウオの類だが、口がとがっている。
フエヤッコダイ。英名ロングノーズバタフライ
フィッシュ。
またまた、イソギンチャクとクマノミ。
このイソギンチャクは大きいものだが、
裏返しになっている。
クマノミはカクレクマノミ。
ここまで。
阿波連港に戻り、ホテルまで送ってもらう。
昨日同様、シャワーを浴びて、機材を洗う。
ここから、昼飯に出る。
14時近いからか、もう閉まっているいる店もある。
ビーチ近くの小さな店に入り、オリオンの生と
ソーキそば。
大きな骨付ソーキ。
これは、どこでもはずさない。
うまいもんである。
しかし、日中、天気がよいと外はとにかく暑い。
5分と外に出ていられない。
東京の暑さともまた違う。
気温は32〜3℃だと思うのだが、日差しが射すよう。
湿度も東京より高いのかもしれない。
そして、ここの食堂は、古いところはほぼ
確実に冷房がない。
これは竹富島へ行ってもないところが多かったのだが、
意外に、沖縄では冷房なしが、まだあたり前
なのかもしれぬ。まあ、慣れのような気もしてくるが、
やっぱり暑いものは暑い。
ホテルに戻り、昼寝。
一日に三本潜る人も多いようだが、二本で十分。
さて、夜飯。
いつもはイタリアンだが、なん日かおきに
和食の日があるよう。
さて、これ。
レンコダイの塩釜焼き、とのこと。
塩に卵白を入れて、まるごと一匹の魚を覆い、
焼いたもの、とのこと。
蒸し焼き、ということなのであろう。
お兄さんがナイフで開けてくれる。
レンコダイというのは、見た目は、ほぼ真鯛。
ただ、味は、真鯛とは、違う。
青森以南から日本近海、東シナ海、ベトナム、
インドネシアあたりまで広くいるらしい。
東京にはあまり出回らないらしいので、食べたことはない
かもしれぬ。
このあたりでも獲れるのであろう。
真鯛とは違うが、この塩釜焼きが合っているのか、
なかなか、うまい。
オーブンで焼いているのであろうか。
意外に簡単なのかもしれぬ。
つづく
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