断腸亭料理日記2023

御徒町・南インド料理・
アーンドラ・キッチン

4310号

3月31日(木)夜

暖かくなってきたからであろうか、
カレーが食べたい。

日本のカレーではなく、スパイスカレー、
あるいはインドカレー。

と、くると、先月行った、御徒町の南インド料理
アーンドラキッチン]。

開店が2009年で今年で14年。
東京でも南インド料理としては有名店と
いってよいだろう。
改めて、ここ、南インド料理、うまい、ことを認識。
接客もよろしい。

このあたりであれば、ほぼ毎日うろうろしている。
少し通ってみようと考えていた。

13時すぎ、いつも通り自転車で出る。

今日も花曇り、というのか、そこそこ天気もよく、
暖かい。

場所にも、木にもよろうが、東京の桜も
そろそろ終わりか。
早く咲いたにもかからわず、寒い日もあってか、
なかなか長く見頃が続いた桜であった。

この場所、住所は上野三丁目だが、
文字で説明しようとすると難しい。

ラーメン横丁から[ぽん多本家]の通り、の、
一本南の細い通り、というとわかる人は、わかるか。
JRから一つ目のブロックの北側。
この通りは、真っ直ぐ行って、中央通りを
越えると、八重山そばの[みやら製麺]がある。

上野三丁目だが、旧町でいうと下谷坂町。

西が上野黒門町、東が下谷長者町にはさまれた
南北に細長い小さな町。
下谷坂町は江戸期には下谷車坂町の代地で
同じ名であったが、明治になり、車を取って、
下谷坂町となったようである。
むろん、ここに坂はまったくない。
おそらく混同を避けるためと思われる。

旧町の車坂町というのは、今は上野駅前、浅草通りを
はさんで昭和通り東側の南北の両側であった。

江戸期もみてみよう。

江戸の地図

お分かりになろうか。
ここが江戸期の、ザックリ、上野駅、で、ある。

上野の山(寛永寺)は東側が崖になっており、
崖下が今の上野駅だが、そこは寛永寺の塔頭・支院が
ずらっと並んでいた場所。わかりやすいかもしれぬ。
東方向に山から降りる坂(石段?)があって
これが車坂と呼ばれており、門の名前も車坂門。
その外が、車坂町であった。これが由来。

閑話休題。

13時半頃到着。

一番奥、厨房前のテーブルへ案内される。
前回と同様。
ここ、一人掛けなので、一人だとここ
なのであろう。

さて、今日はなににしょようか。

前回は、カレー数種類に、ライス、チャパティの
ついた、ランチ・ミールス、1290円也。
カレーの種類も多く随分愉しめた。

値段的には、この上、ランチセットとすれば
一番高い、タンドゥーリ・セットというのに
してみようか。1490円也。

タンドゥーリというだけあって、
いわゆるタンドリーで焼いた肉のセットのよう。
日替わりカレーから一種類だけ選べる。
羊のカレーをオーダー。

きた。

サラダとカレー、ライスはわかる。
羊のカレーはちょっと辛めでスパイスも強く、
うまい。

で、なんであろうか、これら。

まず、チャパティのようなもの。
ん?。
食べてみると、これ、チーズでをはさんでいる。

これがチーズクルチャというもののよう。

それから、小さな器の中の緑のもの。
メニューには書いていないようなのだが、
これ、食べてみると、なんと、ミントのよう。
カレーといってよいのか、わからぬが、
こういうもののよう。さわやかな、ペースト。
なにを付けて食べてよいのか、今一つピンとこない。
ちょっと不思議。

そして、タンドリーの肉。
細長いのが、シークカバブ。かなりスパイシー、
クセがあるが、このがうまい。

鶏肉は、一つはカレー味のよく知っている
タンドリーチキン。

もう一つはガーリックチキン。
塩味だが、、ガーリックはあまり強くない。

食べ終わり、付いている飲み物。
チャイを頼んだ。

砂糖の入った、ミルクティー。
微かになにかわからぬが、スパイスも
入っているか。
温かく、濃く、うまい。

このセット、チーズクルチャも枚数があり、
なかなか腹が一杯になるし、うまかった。

が、やはり、カレーがもっと欲しい。
高価格だが、前回のセットの方がよかった。

よし。
次は、また別のものだ!。


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台東区上野3-20-2 水野ビル B1F

 

 

 

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