断腸亭料理日記2023

ハンバーグ

4369号

7月2日(日)夜

さて、なにを食べよう。

肉だ。

手間がかかるし神経も使うが、ハンバーグ

を久しぶりに作るか。

私が作るのは、和知シェフのもの。

水分が多く、なかなか難しいのだが、
なん回も作って、そこそこ安定してきたか。

ソースと付け合わせは、これもなにか決めてしまっているが
ミニトマトのソースに、リヨネーズポテト。

どちらもそこそこ簡単で、うまいのが気に入っている。

買ってくるのは、合挽肉、ミニトマト、
リヨネーズポテト用のタイム、忘れてはいけない、牛乳。

あとはじゃがいも、玉ねぎ、角切りベーコン、にんにく、
バター、玉子、パン粉、オールスパイス、胡椒、
あたりなのだが、これらはある。

合挽肉は一つ分、250g。
二つ分で、500g、全卵一個、塩6g(肉の1.2%量)、
黒胡椒、小さじ1/4、玉ねぎみじん切り1/2個、
おろしたにんにく所掌、パン粉大さじ3、牛乳150t、
オールスパイス少々。

これらをボールへ。

流しの桶に水を張り、保冷剤をいくつも入れて
あらかじめ冷やしておく。
ここに種のボールを入れ、粘りが出るまで、練る。

水分が多いので、この冷やしながら、というのは必須。
形にならない。
この保冷剤(もちろん、氷でもいいのだが)の冷水で
冷やすのは今のような暑い季節でもちゃんと冷える。
段々気が付いてきたのだが、冷蔵庫よりも冷える。
アルミのボールを使っているのも冷やすには重要かもしれぬ。

練った後、冷蔵庫で休ませるのだが、温度が
上がってしまうのである。
今日は、冷蔵庫で、ボールの種の上に保冷剤を
置いておいた。

じゃがいも一つ、皮ごと使うのでブラシでよく洗う。

数ミリの厚さに切って、ラップをしてレンジ加熱で
下ごしらえ。ある程度火を通しておく。

フライパンにバターとじゃがいもスライス。

ベーコン角切り、タイム。
炒めて、玉ねぎ1/2個、スライス

すべてに火を通して、塩胡椒で仕上げておく。

ミニトマトは洗って半割り、ヘタを取る。
フライパンにバター、にんにく1片、みじん切り。
ここに半割りのミニトマトを入れ、炒める。
ある程度熱が入るとミニトマトは煮崩れてくる。
塩味を付けてを、ソースは出来上がり。簡単、で、ある。

ここまでやって、ハンバーグを焼く。

フライパンを熱し、オリーブオイル。
冷蔵庫から種を出し、成形。空気抜き。
フライパンに投入。

中火。ふぐにふた。

2〜3分。

表面が白くなっている。

ひっくり返す。

ちょっとまだ焦げ目が浅い、か。

ともかく、ここでバター。

アロゼ。上からスプーンで油をかける。2分。
また、ふた。
ここで、弱火、5分。
火を止め、ふたのまま、7分置く。

これは指示外だが、再度ひっくり返し、こちら側にも
焦げ目を足す。

最後に、金串を刺して中心の温度をみて、火が通っているのを
確認。OK。

リヨネーズポテトとともに盛り付け。
ソースも添える。

ビールを開ける。

切る。

切ると、ドッと肉汁。
今日は、大成功といってよいだろう。

表面がこんがりと焼けて、水分と脂を閉じ込め
中はふんわり。これがこのハンバーグの肝、で、
ある。これがなれば、成功。

そして、オールスパイスもよい仕事をしている。

リヨネーズポテトも上々。
タイムがやはり必須。
タイムというのは、むろん、香りなのだが、
これが条件反射なのか、いや、それだけではあるまい。
この香りだけで、うまそうに感じる。
ローリエなどもそうだが、うまそうに感じる
香りというものが存在する。

ミニトマトのソースもトマトとにんにく、バターを
合わせただけといってよいが、十二分以上に
トマトソースになっている。

うまかった。大満足。

 

 

 

 

※お願い
メッセージ、コメントはFacebook へ節度を持ってお願いいたします。
匿名でのメールはお断りいたします。
また、プロフィール非公開の場合、バックグラウンドなど簡単な自己紹介を
お願いいたしております。なき場合のコメントはできません。

 

 

 

断腸亭料理日記トップ | 2004リスト1 | 2004リスト2 | 2004リスト3 | 2004リスト4 |2004 リスト5|

2004 リスト6 |2004 リスト7 | 2004 リスト8 | 2004 リスト9 |2004 リスト10 |

2004 リスト11 | 2004 リスト12 |2005 リスト13 |2005 リスト14 | 2005 リスト15

2005 リスト16 | 2005 リスト17 |2005 リスト18 | 2005 リスト19 | 2005 リスト20 |

2005 リスト21 | 2006 1月 | 2006 2月| 2006 3月 | 2006 4月| 2006 5月| 2006 6月

2006 7月 | 2006 8月 | 2006 9月 | 2006 10月 | 2006 11月 | 2006 12月

2007 1月 | 2007 2月 | 2007 3月 | 2007 4月 | 2007 5月 | 2007 6月 | 2007 7月 |

2007 8月 | 2007 9月 | 2007 10月 | 2007 11月 | 2007 12月 | 2008 1月 | 2008 2月

2008 3月 | 2008 4月 | 2008 5月 | 2008 6月 | 2008 7月 | 2008 8月 | 2008 9月

2008 10月 | 2008 11月 | 2008 12月 | 2009 1月 | 2009 2月 | 2009 3月 | 2009 4月 |

2009 5月 | 2009 6月 | 2009 7月 | 2009 8月 | 2009 9月 | 2009 10月 | 2009 11月 | 2009 12月 |

2010 1月 | 2010 2月 | 2010 3月 | 2010 4月 | 2010 5月 | 2010 6月 | 2010 7月 |

2010 8月 | 2010 9月 | 2010 10月 | 2010 11月 | 2011 12月 | 2011 1月 | 2011 2月 |

2011 3月 | 2011 4月 | 2011 5月 | 2011 6月 | 2011 7月 | 2011 8月 | 2011 9月 |

2011 10月 | 2011 11月 | 2011 12月 | 2012 1月 | 2012 2月 | 2012 3月 | 2012 4月 |

2012 5月 | 2012 6月 | 2012 7月 | 2012 8月 | 2012 9月 | 2012 10月 | 2012 11月 |

2012 12月 | 2013 1月 | 2013 2月 | 2013 3月 | 2013 4月 | 2013 5月 | 2013 6月 |

2013 7月 | 2013 8月 | 2013 9月 | 2013 10月 | 2013 11月 | 2013 12月 | 2014 1月

2014 2月 | 2014 3月| 2014 4月| 2014 5月| 2014 6月| 2014 7月 | 2014 8月 | 2014 9月 |

2014 10月 | 2014 11月 | 2014 12月 | 2015 1月 |2015 2月 | 2015 3月 | 2015 4月 |

2015 5月 | 2015 6月 | 2015 7月 | 2015 8月 | 2015 9月 | 2015 10月 | 2015 11月 |

2015 12月 | 2016 1月 | 2016 2月 | 2016 3月 | 2016 4月 | 2016 5月 | 2016 6月 |

2016 7月 | 2016 8月 | 2016 9月 | 2016 10月 | 2016 11月 | 2016 12月 | 2017 1月 |

2017 2月 | 2017 3月 | 2017 4月 | 2017 5月 | 2017 6月 | 2017 7月 | 2017 8月 | 2017 9月 |

2017 10月 | 2017 11月 | 2017 12月 | 2018 1月|2018 2月| 2018 3月|2018 4月 |

2018 5月 | 2018 6月| 2018 7月| 2018 8月| 2018 9月| 2018 10月| 2018 11月| 2018 12月|

2019 1月| 2019 2月| 2019 3月 | 2019 4月| 2019 5月 | 2019 6月 | 2019 7月| 2019 8月

2019 9月 | 2019 10月 | 2019 11月 | 2019 12月 | 2020 1月 | 2020 2月 | 2020 3月 |

2020 4月 | 2020 5月 | 2020 6月 | 2020 7月 | 2020 8月 | 2020 9月 | 2020 10月 | 2020 11月 |

2020 12月 | 2021 1月 | 2021 2月 | 2021 3月 | 2021 4月 | 2021 5月 | 2021 6月 | 2021 7月

2021 8月 | 2021 9月 | 2021 10月 | 2021 11月 | 2021 12月 | 2022 1月 | 2022 2月 | 2022 3月 |

2022 4月 | 2022 5月 | 2022 6月 | 2022 7月 | 2022 8月 | 2022 9月 | 2022 10月 |

2022 11月 | 2022 12月 | 2023 1月 | 2023 2月 | 2023 3月 | 2023 4月 | 2023 5月 |

2023 6月 | 2023 7月 |

BACK | NEXT

(C)DANCHOUTEI 2023