断腸亭料理日記2023
寒中お見舞い申し上げます。
今日は、寒い今ならでは、タンメン二本。
4259号
1月16日(月)第一食
御徒町中華[珍萬]
寒い雨。
雨だと、そう頻度は高くはないが、御徒町の
町中華[珍萬]。
寒いので、タンメン、で、ある。
駅近なので、バスで御徒町まで行けば便利
なのである。
家を三時頃出ると、あれ?、雨はやんでる?。
雨雲レーダーの予報ではまだ降ることになっているが
どうなのであろうか。
このままやむのか?。
いいか。
予定通り、バスでタンメンで行こう。
[珍萬]到着。
こんな時刻でもここはいつもほぼ満席。
べら棒に特徴があるわけではないが、
個性はそれなりにあって、十分うまい。
こういうチェーンではない町中華というのは、
やはり貴重なのである。数が減っている。
御徒町の駅前で場所もよい。
私の住む元浅草界隈でも小島町の[幸楽]、
浅草通り沿いの[紅楽]がある。
それでもある方であろう。
以前は私の憶えている範囲でももう数軒はあった。
路麺、町の個人営業の立ち喰いそばもそうだが
一軒閉じ、一軒閉じ、でどんどん減っている。
かけそば300円台で立ち居食いそばは利益率という
意味ではかなりきつかろう。
新規開店もなくはないが、値段設定はちょい高くなっている。
町中華はどんなものなのであろうか。
お客が入ればそうわるくはないのでは、
なかろうか。[幸楽]にしても[紅楽]に
しても営業時間にはお客は切れない。
流行っていれば町中華はそこそこなのでは
なかろうか。
チェーンではない町中華の新規開店というのは、
ないのであろうか。
若い料理人には魅力がないのか。
なんでもないチャーハンに中華丼、餃子、焼きそば
ラーメン、タンメンでよいのである。
街には、町中華は必要だと思うのだが。
ともあれ。[珍萬]のタンメン。
アップ。
澄んだ塩味のスープに野菜炒め。
まったく定番のタンメン。
清湯スープに炒めた野菜を入れて軽く煮て
ゆでた麺に掛けたもの。
ちょっと胡麻油も香る。
とてもノーマルなタンメン。
寒い時には、ラーメンでもよいが、なぜであろうか、
タンメンの方がより温まるように感じる。
結局、雨はもう降らないようである。
台東区上野3-28-10
03-3831-8801
1月17日(火)第一食
タンメン・仲御徒町[富白]
やっぱり寒い日が続く。
寒中なのであたり前ではある。
こう寒いと、連日になるが、
今日もやっぱりタンメン。
タンメンといえば、もう一軒。
仲御徒町の[富白]。
タンメン専門である。
日比谷線の仲御徒町駅の南口からは歩ける距離だが
拙亭からだとやはり自転車でなければ行けない。
鶏豚タンメン。
アップ。
やっぱり、寒中にはタンメン!。
スープが腹に染み渡る。
タンメンは寒中の季語にならないであろうか。
豚は、スープのことかと思っていたら、
載るチャーシューのことのよう。
浅草開花楼の縮れの太麺。
[珍萬]同様のタンメン定番の作り方。
野菜炒めをスープで軽く煮て麺と合わせる。
だが、違うのはスープ。
白濁。
これが最大の特徴であろう。
濃厚ではあるが、くさみ、脂っこさ、はまったくない。
鶏といっているので、鶏ガラから煮出しているのか。
ただ、それだけでこれだけの白濁になるもので
あろうか。水分に対して鶏ガラの量がべら棒に
多いのか。
一杯でも、一般のものよりもスープの量が、
少ないように見えるし、ここはスープ切れ
ということもなくはない。
材料と手間がより掛かっている?。
意外なようだが、このチャーシューもちょっと
今時ではないかもしれない。
今、煮た、いわゆる煮豚の方が多いだろう。
煮ているのかもしれぬが、焼き豚に近い食感。
だからといって、パサパサという印象もない。
私は好きなチャーシューである。
[富白]のタンメン。
タンメンとしては進化系。
うまいタンメン、で、ある。
台東区台東3-14-10
03-6677-3156
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