断腸亭料理日記2022

02年沖縄 その1

4171号

9月13日(火)

さて、久しぶりの夏休み。

毎年、私の夏休みというと、ダイビングに
南の島、であった。

直近は3年前のモルディブ

海外はまださすがに心配なので、国内。
驚異的な円安でもある。

国内では、むろん沖縄。

沖縄も、随分前に西表、そして石垣へ行っている。

沖縄のダイビングのポイントといえば、
もう一つ、忘れてはいけないのが慶良間。

行けてないので、この機会に行ってみよう、
と、考えた。

13日出発で18日戻る予定で、沖縄慶良間諸島、
渡嘉敷島への予定。

10時40分羽田発で、朝、内儀(かみ)さんと家を出る。

ダイビング機材で荷物も大きいのでタクシーで。
定額運賃7,000円、電車よりも圧倒的に早い。

慶良間諸島というのは、沖縄本島の30qほど西の海上。

高速船で那覇港から1時間弱。
そんなところにある。

慶良間諸島は、渡嘉敷島、座間味島などいくつかの島
からなり、ケラマブルーなどとも呼ばれ、やはり世界的にも
知られた海であろう。

前記の石垣でも目にしたが沖縄の海も近年、
温暖化などによる世界的なサンゴの白化現象で
被害を受けている。慶良間はどんなものなのか。

また、ダイビングも3年のブランクがあるので
心配ではある。

羽田には、かなり早く着いてしまった。
元浅草から30分程度であったか。

が、しかし、で、ある。ちょうど羽田に着いたところで、
渡嘉敷島の泊まるはずであったホテルから
TELが入り、今日一杯、那覇からの船が
欠航になったとのこと。

あれま!。

これを書いている、今、9/18午後、14号が鹿児島に
近付いているが、9/13はその前の前の12号が、
石垣など先島諸島付近に停滞しやっと北西へ
離れていた頃。

もう大丈夫かと思って出発したのではあったが、
あまかった。

だがまあ、ここまできて、帰るという選択肢は
なかろう。とりあえず、今日は那覇まで行く。
どこかホテルを取らなければならない。
そして、明日、船が出ることを祈る、ということか。

幸い早く着いたので、那覇のホテルの手配。
これは問題なく、取れた。
国際通りそばのハイアットリージェンシー。
こんな状況でもさほど混んでいない様子。

那覇には問題なく、ANAで到着。
現地は、なんのことはない、よい天気。
風もたいしたことはない。

那覇もそう大きな街ではないし、空港も離れて
いないので、タクシーで15分ほどで、
ハイアットリージェンシーに到着。14時すぎ。

チェックインして、一休み。
昼飯を食べていないので、外に出る。

西表、石垣は覚えがあるのだが、沖縄本島に
私がきたのは、人生で二度目。
一度目というのは1975年(昭和50年)。
沖縄海洋博を機に夏休みに家族で沖縄観光に
きたのであった。
47年前、私は12歳、6年生であったか。
那覇市内は歩いていないと思うが、街もその頃から
だいぶ変わっているのであろう。

地図

那覇へ行かれたことがある方はどのくらい
あるのだろうか。
ハイアットリージェンシーの住所は牧志。
那覇の繁華街で知られる国際通りと牧志公設市場のそば。

出て、その公設市場の方へ行ってみる。
細いアーケードの通りで、ちょっと廃墟感のある
シャッターの目立つ商店街。
もしかしたら、コロナ前にはもう少し開けている
店もあったのかもしれぬが。
あまり奥深く行っても展望は開けそうにないので
ホテル近くまで戻ってきて、開いていた
小ぎれいなステーキ店[琉球ステーキ究]というのに
入ってみることにする。
むろん、飛び込み。知っていたわけではないし、
調べてもいない。

沖縄にはステーキ食文化があることは知られている。
返還後、しばらく特例で牛肉の関税を低くしていた
のである。それでステーキ食が定着している。
呑んだ後にステーキというのも聞いたことがある。

オリオンビールをもらう。

テーブルのステーキソースはこんな感じ。

サラダとスープ。

ステーキ。

150gであったか。上にのっている黄色いのは、おろし
にんにく。

肉はおそらく米アンガス。味は保証済み。うまい。

こちらは、カットステーキ。170g。

どちらもセットで1,400円ほど。

A1ソース。

沖縄のステーキソースというとこれが定番と聞く。
ボトルを見るとイギリスのもののよう。
試してみたが、妙に甘酸っぱくもう一つ。
店のしょうゆ系のソースが十分うまかった。


つづく

 

琉球ステーキ究

098-860-2935
沖縄県那覇市牧志3-6-40

 

 

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