断腸亭料理日記2022
今日は二本。
4061号
3月29日(火)夜
焼きそばがある。
粉ソースの3食のチルド焼きそばだが、
麺だけ使い、中華の焼きそばにする。
あんかけではなく、焦げ目を付けた麺に
野菜、肉を炒め、合わせたもの。
オイスターソースでもなく、ほぼ塩のみ。
中華としては一般的なものではなかろうか。
好物であるが、少しやっていなかった。
野菜がない。
寒いが、買出し。
白菜でも、と思ってきたのだが、
一食分では、1/4を買っても明らかに多い。
こんな時には、カット野菜でよろしかろう。
もやし中心の野菜炒め用ものもを購入。
肉は冷凍庫に凍っている豚こま切れを解凍。
中華鍋を一度煙が出るまで加熱しておく。
麺を袋ごと、レンジ加熱、1分ほど。
温めるのは、ほぐしやすくするため。
加熱したら、袋から出しよくほぐす。
中華鍋を再加熱し、油をまわす。
麺を焼く。揚げるわけではないが、
多少多くてもよい。
一度火を止め、中華鍋に麺を広げる。
お玉の背で鍋肌に押し付けておく。
点火。
熱くなったら鍋をまわしながら、焼く。
焦げ目が付いてきたら、鍋を振って麺をひっくり返す。
きれいにひっくり返らなくても問題ない。
麺のすべてに焦げ目を付けられるわけではないので。
もう片面も焦げ目をつけ、皿に取っておく。
これ、以前の動画。
再度中華鍋を加熱し、豚こま切れから炒める。
火が通ったら、野菜炒め用カット野菜を投入。
炒めて、塩胡椒。
火を止め、仕上げ用にほんの少量、大さじ1ほどの
水溶き片栗粉を用意。
再度点火。
麺を投入。
肉野菜と合わせ、水少量と中華の味の素、味覇少々、
水溶き片栗粉をパッと入れ、軽くまわして、
出来上がり。
水と味覇は、スープの代わり。
別段、水溶き片栗粉はなくてもよいのだが、
味をからみやすくするため。
プロがしているので、真似をしているのだが、
最初はほぼ完全にダマになっていた。
皿へ。
ビールを開ける。
酢をかけ回し、食べる。
味は上々。ただ、やっぱり少しダマができていた。
難しい。
まあ、味は全体とすれば上々、80点くらい。
3月30日(水)夜
今日は、肉が食べたくて浅草松屋に入っている
[日山]で買ってきた。国産牛のシャトーブリアン。
1月、ステーキにした。
一切れ、2500円超でお安くはないのだが、
かなりうまかった。
国産牛というのは、いわゆる黒毛和牛ではなく、
それ以外の牛だが、国内で育った牛、という定義。
それで、皆さんもご存知の通り柔らかさ、
脂、品質は、ものによって違う。
シャトーブリアンというのはヒレだが、ただでさえ
柔らかいのだが[日山]のものはよい脂もあった。
これ。
ここは、個体識別番号付き。
調べると、2歳半ほどのメス。
生まれは北海道浜中町。美幌町へ移動し育成。
半年後岡山県和気町へ移動し、2年。
ここでこの品質に育てられたのであろう。
今日の付け合わせはなすの甘味噌煮。
最近、洋食やフレンチではなく、和食のおかずを
添えるのもありだろうと、やり始めた。
ちょっと甘めにしたなすの甘味噌は、好物。
やっぱり、よい国産牛は和食として食べてもよいだろう。
肉を焼くのは塩胡椒をして、
いつも通りオリーブオイルで焼く。
出来上がり。
ビールを開けて、切る。
火の通り具合もちょうどよいだろう。
脂もちょうどよい。
黒毛和牛ではこのステーキの厚み大きさでは
やはり少し脂が多くてヘビー。
これは脂があるにはあるが、多すぎない。
そして、なによりうま味と柔らかさ。
ヒレ・シャトーブリアンということも
あろうが、柔らかくうま味たっぷりに育てている、
のであろう。
うまい肉、で、ある。
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