断腸亭料理日記２０２２

トルティーヤチップの試み　その２

４０４５号

引き続き、トルティーヤチップスの試み。

とうもろこしの粉、コーンフラワーを
手に入れて、とりあえず作ってみたが、
なにか違うものが出来てしまった。

いろいろ調べているうちに、段々わかってきた。

コーンフラワーというのがもしかすると
違うのではないか。
トルティーヤチップスは、もっとザクザクした
食感で、見た目も違う。
どうも粒が小さすぎるのでは、と。

そうすると、とうもろこしの粉には、もう一つ、
コーングリッツというものがあるらしい、
ということがわかってきた。

例えば、これ。

コーングリッツ＝corn grits。
コーンフラワーとの違いは、やはり粒、粒子が大きい
ということらしい。

これを使うのではなかろうか。
上の写真のもの、富澤商店というところのもの。
富澤商店、なにか聞き覚えがある。
調べると、浅草松屋に入っている。
よし、行ってみようか。

富澤商店というのは、問屋さんのよう。

製菓、製パン関係のものを扱っており、
通販もやっているし、デパートなどにも
入っている。

浅草松屋の地下に入っており、きてみると
かなりの品揃え。まあ、菓子、製パンというのは
私にはほぼ縁がないのだが。

とうもろこしの粉は、三種類あって、
細かい順に、コンフラワー、コーンミール、
コーングリッツということのよう。

一番大きいのがコーングリッツ。
一袋買ってきた。

これ。

試しに作ってみよう。

強力粉も入れ、塩、オリーブオイル、ぬるま湯。
さらにベーキングパウダーも。
まとめて、玉にする。

小麦粉と違い、配合は、どうもあまりシビアでなくとも
よさそう。
いろんなレシピを見てもバラバラで、合わせて置いた
時に、まとめやすく、こねやすい状態であれば
よさそうである。ゆるければ、足せばよい。

2時間置く。やはり落ち着かせるためこれは必要のよう。

ここからは、同じ。
小さな玉にし、

掌でつぶし、

打ち粉は、また片栗粉。

点心用の麺棒で伸ばす。

粒が大きいので、ざらざらした感じ。
なにかよさそう。

試しに少し、揚げる。

これだ！。
食感もザクザク。
コーンフラワーとは粒の大きさ違いとは思えない。
こんなに違うとは。

これが正解に違いない。

よし、これで本番。
メキシコのアボカドのディップ、ワカモーレも
作ろう。

アボカドの買出し。
ワカモーレはメキシコのレストランでは
トマトのサルサとセットで必ず出てくる。

玉ねぎ、レモン果汁、塩。
メキシコではコリアンダーの葉っぱ、パクチーも
入れるのだが、これは私はきらいなので、なし。
メキシコでは食べられたのである。
メキシコのコリアンダーは香りが少ないのでは
なかろうか。

ともあれ。

できた。

白いのは塩。
打ち粉は片栗粉は揚げた後、表面に白く残るので
やめて、替わりに大量にあるコーンフラワーを使ってみたが、
機能は十分果たすことがわかった。

トマトの辛いサルサは常備している。
ハインツのもの。

そこそこ試行錯誤があったが、これ、
十分にメキシコ、で、ある。

おかずも作ろう。
ケイジャンチキン。冷凍ポテトも入れる。

鶏もも肉を一口に切って、焼いて、

冷凍ポテトをレンジで温め、

一緒に焼いて、ケージャンシーズニングを
からめるだけ。

ケイジャンチキン、ポテト入り。

簡単でうまい。
トルティーヤチップスとケイジャンチキンは
多少出自が違うと思うのだが、まあ、近所なので
よしとしよう。

トルティーヤチップス。やったぜ、成功！。

コーンフラワーが大量にあるのだが、どうしよう?!。

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