断腸亭料理日記2022
4119号
6月30日(木)
さて、フォアグラ、で、ある。
先日も[白燕]のりんごあめ、で、食べたが、
自分で焼いてみてはどうか、と、考えた。
外で食べたことはあるのだが、材料を買って
焼いてみたことはない。
なにごとも、経験?。
通販で探してみた。
フォアグラというものは、いったいいくらぐらいするのか?。
お試しという意味でとりあえず、一番安いもの。
送料無料(込みであろう)で1,980円。
ハンガリー産。
これが安そう。
冷凍で届く。
とりあえず、冷蔵庫の冷蔵に入れて溶かしておく。
フォアグラといえば、ビーフステーキであろう。
牛肉も買ってこよう。
最近は、浅草松屋の[日山]。
いつもは国産牛のヒレ、なのだが、今日のヒレは
おにぎりのような角切りのみ。
厚いのはよいのだが、フォアグラとバランスが合わなそう。
セールっぽい、国産牛サーロイン。
ちょっと薄いのが不満だが、仕方ない。
これにしよう。
一枚、144g、1,711円。
付け合わせは?。
ポレンタ!。
少し前に、メキシコ料理のとうもろこしの
トルティージャを自分で作ってみたのだが、
この時、とうもろこしの粉、コーンフラワーを
大量に買ってしまった。
これをどう使おうか、と、ここでも書いたのだが、
この時、読者の方に教えていただいた。
イタリアなどで食べられているもの。
とうもろこしの粉のお粥といったらよいのか。
見た目にはちょっと黄色いマッシュポテトと
いった感じのもの。
日本ではあまり知られていない。
わたしもおそらく食べたことはない。
クレソンも買って帰宅。
肉とフォアグラ。
フォアグラは20g×2。
ちっちゃなものである。
フランス産なのかと思ったが、調べると、日本に
輸入されているのはほとんどがハンガリー産のよう。
サーロイン。
なかなかの霜降り。
国産牛でも十二分であろう。
ただ厚みは5mm程度であろうか。
毎度書いているが、どうしてこう薄く切る、
のであろうか。
小さくてよいが、厚みは1cm以上はほしい。
ミディアム程度に焼きたいのである。
この厚みではすぐに火が通ってしまう。
いつもの個体識別番号を
調べてみる。
メスの交雑種。2020年2月生まれで2歳ちょい。
北海道浜中町生まれで、
標茶町で1年弱、その後、士幌町。
北海道生まれ、北海道育ち。
いつも買う、ヒレは北海道生まれだが、中国地方育ち
が多かったような気がするが、いろいろあるもんである。
[日山]の仕入れの問題なのであろうが。
さて、ポレンタである。
粉を鍋に入れて、水を入れかき混ぜながら煮る。
焦げるので煮立てたら、極弱火なのであろう。
これを30分以上、1時間程度。
かなりたいへんである。
イタリアではメジャーな食い物であるようで、
自動でかき混ぜながら作れる装置もあるよう。
長く加熱しながらかき混ぜるのは、どうしてで
あろうか。
そばがき、というそば粉の似たような食い物があるが
あれもかなり時間をかけて加熱しながら捏ねる。
まあ、味が違う、のではあろうが。
ポレンタというのは、そもそもなんであろうか。
ちょいと調べてみた。
イタリア語のスペルは、polenta。
よく食べられているのは、イタリアでも北部、山の方。
山間部で小麦が作れないところで、発達した食い物
とのこと。イタリア北部以外でもクロアチア、モルドバ、
ハンガリーなどなど、ヨーロッパ南、東部で食べられている
よう。
(ウィキ)
やはり日本のそばのようなものか。
メキシコでも小麦の採れる地域は小麦でトルティージャを
作るが、小麦を作れない高地ではとうもろこしである。
また、とうもろこしの原産は中南米なのでヨーロッパに
入ってきたのは大航海時代でそれ以降の食い物なのであろう。
付きっ切りというのも面倒なので、火をつけて
かき混ぜて、消す、しばらくたってまた火をつけて
かき混ぜて、消す。
これを繰り返す。
延べで、1時間ほど。
よくわからぬが、このくらいでよいか。
状態の変化は、見た目では水分が飛んでいくだけ
なのではあるが、マッシュポテト状。
味付けは塩のみ。
なにも入れないと多少苦く感じる。
なぜであろうか。とうもろこしだけ、
のはずなのに。
味を見ながら塩を入れる。
ある程度塩が入ると、味もマッシュポテトのように
なってくる。
つづく
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